長崎市役所は小さな丘陵上に建っていますが、市役所の前を通る国道の下を、路面電車のトンネルが交差して立体交差になっています。
この丘こそが、かつて海に突き出ていた長い岬「長崎」にあたるのですが、それはさておきトンネルができるまでは丘の上にまで路面電車が登って降りての峠越え区間になっていたため、電車の性能が低かった時代には色々と苦労したようです。
そんなこともあって路線が付け替えられ、元々通っていた線路跡と、新しい線路とに囲まれた三角地が今の桜町公園になっています。
そういう立地・地形なので平坦な場所が少なく、また幹線道路や専用軌道に囲まれてちょっと入りにくい構造になっているため、街なかにある割には使い勝手は今一つです。
しかしそれだけに、市街地から少し隔絶されたような、独特の空気が漂う場所でもあります。近所で働く人には、意外にファンが多いような気がします。
いつか桜の季節にも訪ねてみたい桜町公園でした。
(2019年11月訪問)
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