浜田公園は、No.2303 望海公園と古宮漁港を挟んで反対の西の海岸沿いにあり、遊び場あり、スポーツ施設あり、海あり川ありと盛り沢山な公園です。
まずは公園の東端、遊具のある遊び場から。
ここの主役は、やや細長い形の複合遊具です。
敷地には余裕があるので、もう少し厚みがあっても良さそうなものですが、なぜかジャングルジムから滑り台までが薄長く構成されています。
滑り台のすぐ横に雲梯が付いているところなど、近年の複合遊具には見られない独特の構造が目を引きます。
それに比べて、ブランコはごく普通ですね。
そこから西へと進むと、小さな川が流れていて、上流・下流に2本の橋が架かっています。
この端のたもとの四隅に、上流側の橋にはウサギ、下流側の橋にはサルが据えられています。
特別に愛らしく作られているわけでもなく、また「ウサギとカメ」「サルとカニ」といった誰でも知っているような物語性があるわけでもなく、海にちなむ生き物でもなく、なぜここにいるのか理由がよくわからないのですが、それだけになんだか心惹かれます。
橋を渡ると、野球場やテニスコート、多目的広場があります。
町民の方々のニーズは高い施設なのでしょうが、本ブログ的にはとくに触れるところがないスポーツ施設です。
さらに西へ進み、公園をいったん出て、播磨町総合体育館の海側にあるのが「うみえーる広場」です。
おそらく町の公共施設としての分類は公園とは異なるように思うのですが、実際はひと続きみたいのもので、うみえーる広場の案内図にも公園のスポーツ施設が掲載されています。
体育館とフットサルコートの前庭のような配置ですが、その実、芝生広場の中に3 on 3のコート、子供向けの水遊び場、大人向けの健康器具などが設置されており、公園としてみてもかなり充実したラインナップです。
昨今人気の、3 on 3コートとフットサルコートが両方揃っているのは、意外に少ないかも。
水遊び場も、競泳プールをイメージさせる飛び込み台が付いた噴水の遊び場と、浅い池になったものとが別々に作られており、これも充実しています。
プールっぽいものがあるのは、この場所には以前は町営プールがあったからのようです。
池の方にも噴水があり、年齢や気分に応じて、色々な遊び方ができるようになっています。
健康器具は、背伸ばしベンチ、ぶら下がり健康器といった標準的でよく見るもののほかに、
番号順にタッチしていくことで、体だけではなく脳も活性化するスクリューウォールや、
座ったまま円形の棒に沿って体をねじる「わき腹のばし」などがあります。
でも、「わきばらのばし」って、なんか妖怪っぽいネーミングですね。
そして、水遊び場の横にはタコの手洗い、フットサルコートの横にはサッカーボールの手洗いがあります。
放っておいたら何の変哲もない手洗い場を、楽しいグッズにしようという心意気が嬉しいですね。どことなく、浜田公園の橋にいたサルやウサギに通じるものを感じます。
なにかと盛りだくさんの浜田公園(と、うみえーる広場)でした。
(2019年10月訪問)
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