山陽電鉄・播磨町駅の目の前に、播磨町役場や中央公民館、図書館などが集められ、いわゆる「シビック・コア」が形成された一角があります。この中に、役場の前庭のように収まっている向ヶ池(むこうがいけ)公園があります。
ちなみに、役場の南には今も「向ヶ池」という溜池があるので、これを半分ほど埋め立てて公共施設用地にしたものと思われます。
全体的には、自由に使える広場などよりは、シビックコアとしての風格を形成するための花壇やモニュメントが重視された構造・施設内容になっています。
モニュメントは『平和の礎』のように表現目的がハッキリしたものと、
『無有88-1』(大上喜弘作)のように芸術性が先行で、見る人に考えさせるものとがあります。
立地や公園の性格からして、遊具はあまり必要ないようにも思うのですが、いちおう滑り台やブランコ、揺れる動物なども設置されています。
このあたりは、古い時期の都市公園整備のルールの名残なのかな、とも思います。
小さな空間を細かく使い分けている感があり、もう少しビシッと芯を通す方がよいと感じた向ヶ池公園でした。
(2019年10月訪問)
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