仲之(なかの)公園は、新宿区の市谷仲之町(いちがやなかのちょう)にある小公園です。
しかし、例えば安倍町に安倍公園、枝野町に枝の公園なら「ふむふむ、町名の『町』部分を省略したのね。町名制度が導入される前の地名は『安倍』とか『枝野』なのね。」とわかるのですが、「仲之町」にある公園が「仲之公園」では、なにか大事なものを忘れているような気がしてなりません。
そんな放談はさておき、現在の仲之公園は、二本の坂道が交差する角地にあって、その高低差を活かすように地上部に区役所の土木詰所を置いて、その屋上を公園が使うような構造となっています。
そうした特殊な構造なので、エントランス部分に圧迫感があって、あまり楽しい雰囲気にはなっていません。
屋上まで上ってみると、このようになっています。
プランター状に盛土をしてそこそこ大きな樹も育てているのですが、全体的に見ると緑が薄く、いかにも古い時代の屋上緑化だと感じます。
公園敷地の半分くらいは地上部を使っており、屋上部分とはスロープで繋がっています。
屋上と地上の高低差を活かした滑り台もありますが、ここを何度も滑るためには、先ほどのスロープまで回り込まないといけないので、ちょっと面倒くさいかも知れません。
スロープの反対側には、落ち葉捨場のようになってしまっている砂場、2連ブランコもあります。
ブランコの横手には、隣接する区役所の庁舎建物に通じる通路があります。
高低差のある敷地にある2つの庁舎建物を繋ぐことに力を傾けていて、使い勝手は今ひとつな仲之公園でした。
●新宿区による公園紹介ページ
(2018年12月訪問)
0 件のコメント:
コメントを投稿