2024/1000 間割公園(兵庫県尼崎市)

2019/02/04

身近な公園 尼崎市 兵庫県

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尼崎市西南部にある道意(どい)町は、かつてこの付近が道意新田と呼ばれていたことから採られた町名です。
道意は人名で、Web版尼崎地域史事典『apedia』によれば、「1653年(承応2)西成郡海老江(現大阪市福島区)の医師中野道意の係累の者3名が東・西新田地先の太布脇〔たぶわき〕開発を願い出て開発された。当初は太布脇新田と呼ばれ、1669年(寛文9)の最初の検地の際に道意新田と改名した。」とあります。

そんな歴史を持つ道意町にあるのが間割(まわり)公園。
間割は「区画」のような意味なので、もともとは道意新田の中のある区画を呼ぶ名だったのではないかと思うのですが、尼崎市の資料を見ても小字「拾間割」は出てくるのですが、間割そのものは記載がありませんでした。

さて、そんな話題から入った間割公園ですが、現地に行ってみれば間口狭・奥深で間口以外の3方向を建物に囲まれたウナギの寝床型の小公園です。

もっとも「3方向を建物に囲まれ」てはいるものの、微妙な出入口が開いています。

一番奥には、人ひとりだけが通れそうな細い通路が開いていますし、

隣りにある道意福祉会館との間には、重く錆びついた門扉がありました。
元々が住宅の建て込んだ地区なので、貴重な公園へ少しでもアプローチしやすくしたいと考えた努力の跡が見られます。

ほかにもアーチ型のパーゴラもあって、園内への導入部に色々と気を使っている様子が見て取れます。

アーチをくぐって奥へ入ると、隠れ家のような遊び場がありました。
滑り台、ブランコ、砂場、鉄棒など、ひと通りの遊具が揃っています。

この丸いのは、花壇の痕でしょうか。
これがなければ、多少なりとも広場スペースが取れて、遊びのバリエーションも増えるように思います。

まぁしかし「この敷地で野球をするのは無理があるということなのでしょう」と理解した間割公園でした。

(2018年11月訪問)

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