2021/1000 琴浦橋公園(兵庫県尼崎市)

2019/02/01

身近な公園 尼崎市 兵庫県

t f B! P L
No.2020で登場した尼崎市の蓬川の河口付近は、かつて琴浦と呼ばれる景勝地だったそうで、 Web版尼崎地域史事典『apedia』には、次のように書かれています。

 蓬川の河口付近の浜辺は琴浦と呼ばれ、浦の初島とならぶ鎌倉時代以来の名所で数々の詩歌にも詠まれた。
 『西摂大観』は地名の由来について、他の景勝地に秀でて異なることから「異浦〔ことうら〕とも云ふ」としている。琴浦の浜は尼崎から西のかなり広い範囲を指したらしく、近世尼崎城もその名にちなんで琴浦城と呼ばれた。近世に入って地先に次々と新田が開発されるなかで、琴浦の浜もやがて失われていった。
 現在では、琴浦町(旧東新田)の町名と琴浦神社の社名がわずかに地名の名残りを伝えている。

引用文にはその記載がありませんが、こちらもわずかに地名の名残を伝えるのが蓬川に架かる琴浦橋。その東詰めにあるのが琴浦橋公園です。

橋のほうが少し高くなっており、そこから園内を見下ろすような位置関係となります。
園内は、下写真で見えている範囲でほぼすべて。
敷地の中央を大きく島状に盛土し、その周りを園路が囲むような格好となっています。

島の中には、大きな砂場と無数の丸太切り株、そしてブランコがあります。

丸太ばかりが目につくと、なんとなく投げやりな整備のようにも見えてきますが、一方でこれだけたくさんあると、他の公園とは違った個性のようにも見えてきます。
南斗水鳥拳の修行にはちょうどよいかも。

小さい割には花木や紅葉樹もあって、意外にくつろげそうな琴浦橋公園でした。

(2018年11月訪問)

ブログ内検索 Search

アーカイブ Archive

地図 Map

問い合わせ Contact

名前

メール *

メッセージ *

Facebook Page

QooQ