1966/1000 荒田八幡公園(神戸市兵庫区)

2018/11/26

社寺御嶽 神戸市兵庫区 身近な公園 兵庫県

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兵庫区の荒田町あたりは、むかしから湊川が度々溢れて荒れた田しかできないと言われた土地柄で、昭和13年の阪神大水害、昭和42年水害の際にも大きな被害が出た地区です。
そんな荒田町の中でも、周りよりも少し高くなった丘の上にあるのが荒田八幡神社。その隣にあるのが荒田八幡公園です。
■現地の御由緒より
当八幡神社は古くは高田神社といい、後に宝地院境内にあった八幡社を、神仏混淆を避けて、明治31年(1898年)にここへ合祀して、荒田八幡神社とされました。
この近辺の土地は、周囲より一段と高く、この高台付近が都の重要な地であったと考えられます。
八幡神社の土地は、平清盛の弟・池大納言平頼盛の山荘であり、治承4年(1180年)6月3日の福原遷都の際には安徳天皇の行在所となり、境内には安徳天皇行在所跡の碑のほか、昭和55年(1980年)6月3日に建てられた福原遷都800年記念の碑があります。

厄除之宮 荒田八幡神社

八幡神社の境内から見ると、西に向かって下がっていく斜面を2段に切り分けた敷地構造になっています。
上下とも遊具が配置されており、全体としてみれば遊具広場型の公園です。

上段のほうが少し狭く、ここに滑り台と2連ブランコがあります。動きが大きい動的遊具コーナーと言えましょう。

下段の遊具は雲梯、ジャングルジム、ラダー遊具などで、どちらかと言えば体力増強型。

あとは砂場があるのですが、砂場周りには土管、タコ、イノシシ、カブトムシなどのコンクリート製遊具が並びます。

タコやイノシシは神戸市内でよく見かけるのですが、カブトムシは珍しいかも知れません。

でも、遊具の構造として角を前に突き出すことが難しかったのでしょう、およそまともなカブトムシとは思えないほどに角が反り返っています。
見ているうちに、小学生の頃、手の中指をこんな風に後ろに反らせて手首まで持っていける同級生がいたことを思い出しました。

天に向かって伸びるイチョウも美しい荒田八幡公園でした。

(2018年7月訪問)

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