高良谷公園は、須磨ニュータウンの一角、南落合の小高い丘の上にある小公園です。
丘の上なのに「落合」「高良谷」という谷地のような地名が付いていることに不自然さを感じますが、ニュータウンなので特有の名前の付け方、大きな地形改変などが背景にあるのでしょう。
また神戸市の資料では「高良谷(たからだに)公園」となっているのですが、現地の園名板は
「高良ヶ谷」となっているので「たからがだに」と読ませるようです。
日常の話し言葉での違いならどうと言うこともないのですが、文字で残るものならどちらかはっきりしたいところです。
園内は、周りの住宅地全体の傾斜にあわせて上下2段に段切りされており、上段が土敷きの広場、下段が遊具コーナーになっています。
まぁ、広場は広場ですね。丘の上ですし、周囲は低層住宅ばかりなので、明るく空が広い印象を受けました。
下段の遊具は滑り台、4連ブランコ、砂場という構成。
淡いピンク色の集会所がシンプルな園内に彩りを与えています。
一角には少し高低差を付けた、大きな花壇がありました。
訪れたのが真夏の盛りだったので彩りは少なめですが、上手に使えば華やかに見せやすい構造です。
また園内には、近くの子供たちが付けたものなのでしょう、手書きの樹名板がたくさんありました。
しかし住宅地の中の普通の街区公園なので、「アラカシ」「クスノキ」「サクラ」など、同じものばかりが多いのが少し気の毒です。
地域の集まり、小学生の学習など、色々な機会に活用されている雰囲気が伝わる高良谷公園でした。
(2018年7月訪問)
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