1647/1000　鷹匠公園（名古屋市西区）

江戸時代、名古屋城の北西側の城下町に、藩の鷹匠を務める家々があったそうです。なので、その家の周りが鷹匠町。1980年（昭和55年）に住居表示が行なわれて旧町名は廃止されましたが、公園名として残っているのが鷹匠公園です。

敷地は1,700平米ほどなのですが、街区を貫いて2本の道路に面しており、それぞれ間口が広いため実際の面積以上の開放感があります。

あまり明確な広場は取られておらず、敷地全体にケヤキやクスノキなどの植栽と、複合遊具、ブランコなどの遊具が散らばっているような構造です。

それでも大まかには北側に小広場っぽい開けた空間があり、その周りにブランコや鉄棒などが配置されています。

ブランコは通常型の座板タイプと、幼児向けのバケットタイプがあります。これは名古屋市の公園では基本的にセットで置かれることになっているようです。

複合遊具は小ぶりなサイズですが、滑り台、壁登り、雲梯、のぼり棒などが組み合わさっており、サイズの割には色々な遊びができそうです。

それらと少し離れた南側の一角は、砂場や揺れる動物遊具のある幼児向けのスペース。
欲を言えば、日陰になるようなパーゴラなどが欲しいところです。

と、色々あるのですが、一番のシンボルは大きく育ったケヤキだと思った鷹匠公園でした。

（2017年9月訪問）