熊本市中央区の帯山(おびやま)は、中心市街地からはやや東に離れた住宅地区です。
帯山七丁目どんぐり公園は、その中でもやや奥まった場所にある小公園です。
入口のところにある看板には、この公園が市民のワークショップを経て作られたことが記されています。
単純に「禁止事項!」を掲示するのではなく、「みんなで考えてつくった公園だから、大事にしようね」という主旨が伝わってくる良い掲示だと思います。
公園の中心となる敷地が周囲よりも1メートル以上高いので、出入口からは25メートルくらいある長いスロープになっています。
公共施設としてスロープは必要なのですが、公園空間としては少々もったいない感じもします。
もちろん、スロープとは別に階段もあります。
スロープを上った先はラバー敷きの周回園路に繋がっています。
こちらが、ちびっこ広場。
遊具は滑り台と砂場だけ。後はパーゴラがあるくらいのシンプル構成です。
多目的広場の周りを、一周172メートルの園路をたどって行くと...
「どんぐりの森」に着きました。
ここは広場部分よりも、さらに1メートルくらい高い位置に、ウバメガシなどドングリのなる樹があります。
なにしろ「どんぐり公園」ですから、この付近が公園の中心施設だとも言えます。
ただ、堤のように細長い盛土の上にあるので、しゃがんでドングリを拾っていると、後ろ向けに落っこちそうな気がして心配です。
そして、この一段高いところは、設定上は「野外ステージ」なのですが、周りの樹も繁ってきているため、あまり目立たなくなっていました。ラジオ体操会などに使えると良いのですが...
ステージ前から見れば、けっこう広くて気持ちのよい帯山七丁目どんぐり公園でした。
(2017年9月訪問)
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