それも町家一軒分だったようで、間口が狭く、奥行きが深い長方形状をしています。
細長いなりに施設類は上手に配置されており、入ってすぐの左手に4連ブランコ、そして水飲み場を挟んで鉄棒が縦一列に並んでいます。
ここで気になったのは、冒頭にも写真を掲載した水飲み場。
本来あった「縦向きの水飲み水栓」が壊れたので、一番安価で手に入りやすい水栓を取り付けたのでしょうが、結果としてものすごく違和感のある光景を作り出しています。
水を飲むにも、手を洗うにも使いにくいと思うのですが...
そして奥まで進むと、今度は右手側にコンクリート製の遊び台、その奥に滑り台という配置にスイッチします。
一番奥にある滑り台は、現状ではなかなか人の目が届きにくいようで、落ち葉に埋もれていました。
そして、その滑り台のさらに奥、かなり人目につきにくい場所に何かの石碑があり、さらに公園の外の敷地にも、もう一つ別の石碑が建てられていました。
詳細はよくわからないのですが、公園内のものには「柿田家屋敷跡」、フェンスの向う側のものには「鍋田家記念碑」と刻まれています。
どうも江戸時代には、この付近に武家の屋敷や長屋が連なっていたようなので、その中に柿田さん、鍋田さんもお住まいだったことを記念したものだろうと思います。
そして園内の照明ポールに付けられた器具。
いかにも臨時で取り付けた感があるので、温度か騒音か、何かしらの環境計測のセンサーだろうと思ってよく見てみると...
「鳥取環境大学の気象学ゼミが、温度を測っている」と注意書きが添付されていました。
研究テーマは「都市内の小規模緑地群による大気冷却効果」あたりでしょうか。
柿田さん、鍋田さんについてもっと知りたくなった坪井公園でした。
（2017年9月訪問）
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