熊本市中央区の帯山(おびやま)は、中心市街地からはやや東に離れた住宅地区で、その一角に帯山三丁目公園があります。
敷地は間口に対してやや奥行きが深い長方形、立地は三方を住宅に囲まれています。
と言っても、敷地の一番奥にも細い園路があって、いちおう2方向に抜けられるようになっています。
上写真の園路もそうでしたが、園内の半分くらいは草が繁っており、残り半分くらいが土敷きの広場になっています。
見た感じ、明確に区分して管理をしているわけではなく、人の利用が多いところは草が生えず、少ないところは繁ってしまっただけのようです。
遊具周りも、全体的には繁っていますが、よく踏まれるところだけがポッカリと開いています。
虹色が美しい滑り台も、登り口と出口の部分はしっかりと剥げています。
見て回ると「一つの公園敷地の中で、人がどう動くのか」という人間工学デザインについて学べそうです。
しかし個人的には、この公園で一番印象に残ったのは、こちらのタイヤ遊具。
鎖で吊り下げられたタイヤ列の上を渡ったり、中をくぐったり、下にぶら下がったりして遊ぶものです。
そこで気付いたのは、手前のタイヤはブリヂストン、一つ奥のタイヤはダンロップというように、メーカーの異なるタイヤが一体となってぶら下がっていることです。
遊具用のタイヤというわけではなく、廃タイヤを活用しているからこうなるのですが、改めて見て「本当に廃タイヤを使っているんだな」と認識した次第です。
色々な学びの機会を与えてくれる帯山三丁目公園でした。
(2017年9月訪問)
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