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2017年7月27日

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湖山池公園は、鳥取市にある湖山池という巨大な潟湖の周囲に設けられた公園です。
都市計画上は湖山池の水面まですべてが公園区域になっており、計画決定面積684.7haは、市町村の公園としては上位18番目あたりに当てはまります。

実際に開園しているのは44haほどで、それが東岸のオアシスパーク、池内にある青島(あおしま)、西岸の防己尾(つづらお)と呼ばれる半島周辺の3箇所に分かれていますが、それぞれが2キロずつくらい離れているため、なかなか一体感は感じ取れません。。

今回は、そのうちのオアシスパークを訪れました。この公園が主会場となった全国都市緑化フェアが鳥取で開催された2013年以来の再訪です。
イベント時には色とりどりの花が植えられて賑やかだったのですが、何もない冬の一日なので、それなりの落ち着いた景色になっていました。

基本的にはずっとこんな感じで、湖岸の幅100メートルくらいの範囲が、やや起伏の付いた芝張りの広場になっており、その中を園路がずーっと貫いているという構造です。

開園して4年くらいですが、樹木はそれほど大きく育っていないため、もう暫くの間は冬は吹きっさらし、夏はカンカン照りという状態が続くと思われます。

そんな中で、メインエントランスの周りは「ナチュラルガーデン」として、植物が本来持っている力を活かす手法で整備・管理されています。冬の間はひっそりと力を蓄えて、春になれば花々が咲くのでしょう。
春先に苗を植えて一斉に花が咲く花壇もありますが、こうして自然のサイクルを見守って花が咲くのを待つというのも楽しいものです。

また、池畔ならではの湿生植物や荒地を好む植物なども取り入れられており、これらも季節が良ければ見応えのあるものになっていることでしょう。あくまで想像ですが。

ただ、やはりここの特徴は、一つひとつの園地や植栽を楽しむというよりは、広々とした池や空と一体となった景観そのものを楽しめる公園だということでしょう。

あえて水際に柵を作らず、逆に大きなベンチを置いているあたりにも、設計者の意図が感じられます。

園内で一番大きな休憩所も、残り2地区の青島と防己尾が見える、眺めの良い場所に置かれています。

瓢箪のような形をしているのが青島。歩道橋が架かっていて、気軽に渡ることができます。
また、オンシーズンには橋のたもとから遊覧船が出ており、湖山池を一周することができるそうです。

こちらのオアシスパーク側にも小さな船着き場のような場所が整備されており、漁船や屋形船くらいなら接岸できるようになっています。

ちなみに公園の東隣にある高校の敷地内にある小山は、戦国時代に鳥取市一帯を治めていた山名氏(因幡山名氏)の居城だった天神山城跡。公園に取り込んで市民に広く開放したいところですが、今のところは授業の邪魔にならないよう、見学路沿い限定で開放されています。

●現地の案内板より「鳥取県指定史跡 天神山城跡(昭和51年8月3日指定)」
正面に見える小山は、天神山と呼ばれ室町時代の因幡守護山名氏の居城・天神山城があった。
江戸時代の地誌「稲葉志」には文正元年(1466年)山名勝豊によって築城されたと記されている。
築城の経緯は不明な点も多いが、天神山城は天正元年(1573年)、山名豊国が鳥取城に本拠を移すまで因幡国の政治的拠点であり、鳥取城にゆずるまでの約100年間、稲葉山名氏の居城であった。
城はかって内堀・外堀を備え、内堀は天神山を取り囲む南北400メートル東西300メートルの長方形に掘られ、外堀は布勢卯山をも包み込み湖山池に通じる総延長2.6キロメートルにも及ぶものであった。外堀の内側には城下町が形成されていた。発掘調査で土師質土器、中国製の陶磁器、備前焼、古銭、下駄、曲物などが見つかっており、現在でも井戸、櫓跡、堀の跡などが残っており、往時をしのばせている。
鳥取県教育委員会

指定管理者による公園紹介ページ

(2017年2月訪問)

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