このスライダーなんか、園路の方まではみ出してくる巨大サイズです。
プールは何ヵ所かに分かれていて、別のプールに行くときは、たぶん水着のまま公園内を歩いて移動するのだと思います。下の写真は幼児用プール。
これは競泳用の50メートルプールでしょうか。訪れたのは真冬だったので、カモがのんびりと浮かんでいました。
「海岸の松林の下に、巨大なプール。しかしそこには鳥しか居ない」というのは、絵面としてはかなりシュールで、SF映画で人類が死滅した後を描いた光景のようです。
プールから東へ移動すると、小さな滑り台やブランコのある遊具広場があり、その先には津波避難タワーが建っています。
地震・津波の条件にもよりますが、東海地震が発生すれば、この公園付近には地震発生から10分もかからない間に津波が到達すると予想されており(静岡市防災情報マップより)、公園利用者や周辺地区の住民が避難することを想定しての施設だと思われます。
静岡県のホームページによれば、高さ7メートルの1層式、500人を収容する規模があるそうです。と言うことは、床面積はだいたい500平米あるのでしょう。
海辺なので、普段から中に入れれば太平洋を眺める展望台になるのですが、階段の入口にはドアがあって入れないようになっていました。地震の揺れを感知すると自動的に解錠される仕組みになっていると思われます。
とは言え、もしこの公園にいる時に地震が起きたとして、海岸ギリギリのところに建つタワーに逃げ込むのはかなり勇気が必要だと思います。普通の感覚では、できるだけ海岸から離れる方に逃げたいものですから。
このタワーの東側に、大浜公園から一続きの西島緑地があります。境界がよくわからないので、たぶん利用者も一続きのものと認識していることでしょう。
ここには子供向けの遊具や大人向けの健康器具などがあり、津波避難タワーの向こうにあった遊具広場と微妙にダブっています。
そこから遊歩道を挟んですぐに太平洋。
遠くに富士山が見える大浜公園と西島緑地でした。
●静岡市による公園紹介ページ
(2017年1月訪問)
0 件のコメント:
コメントを投稿