ということで、開園までの経過や平面図などが記された案内板が建てられていました。
●現地の案内板より「折戸潮彩公園」
折戸潮彩公園は、地域の皆様、東海大学海洋学部の学生、行政関係者(国土交通省中部地方整備局清水港湾事務所、静岡市、静岡県清水港管理局)によるワークショップを行い、平成28年3月に完成しました。
「潮彩香る憩いの場」をキャッチフレーズに、「自然に囲まれ、人々が繋がりを持てる和みの空間」を基本的な考えとして、公園内のゾーニングや施設の剪定、配置を行いました。
施工においても地域の協力をいただき、地域の皆様、東海大学、清水海上技術短大の学生、東海大翔洋高の生徒ら約340人により、広場内の芝生の植付を行いました。
公園の維持管理についても、地域の皆様、東海大学の学生、静岡市、静岡県清水港管理局で役割分担を決めて行っています。
問合せ先:清水港管理局管理課
図面内の名称にしたがい、まずは一番目立っている「水面の丘ゾーン」から。おそらく「すいめん」ではなく「みなも」と読むのだろうと思います。
園内の中心部から見ると、これと言って特徴のない高さ5メートルほどの築山で、てっぺんにある東屋だけが目立っています。
上の写真の反対側に回ると、幅広の階段があって頂上まで登れるようになっています。
頂上から折戸湾(清水港)を望むの図。案内板には「富士山や日本平の眺望」と書いてあるのに、両方とも撮り忘れていました。
しかし「水面の丘」と名付けられているし、富士山や日本平は園内のどこからでも見えるので、ここに登った人は海の方を眺めるものなのでは?、とも思います。
続いて「潮風のささやきゾーン」。大きな捨て石が並ぶ周りには砕石が撒き散らかされており、名前とは裏腹の荒々しい整備内容になっています。
園路までは芝生があるのですが、その外側のフェンスとの間、敷地としては隅にあたる部分の造作が落ち着いていない印象を受けます。
さらに進んで、「集い緑ゾーン」という名の駐車場に隣接する一角。
ここも芝生地の外枠にあたる飛石部分と、駐車場横の園路との隙間が、なんだか投げやりな印象の空間になっています。
やや場所を移して、道路に隣接する「時の移ろいゾーン」。
桜の木が植えられていますが、まだ小さい上に訪れたのが1月なのでサッパリです。これから時の移ろいとともに、見栄えのする景観になっていくことを期待しましょう。
そして「和(なごみ?)ゾーン」。
「花見等で和み、絆を深める空間」とされていますが、入口から入ったところに大きな防災倉庫が置かれていて、それほど和める感じはしません。
「翠の海ゾーン」は一面の芝生広場。
1月なので茶色の海になっていますが、これは季節の問題で致し方ないところです。
No.1523 三保白浜公園とは別の意味で詰め込みすぎというか、考えが先走りすぎている感のある折戸潮彩公園でした。
(2017年1月訪問)
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