1491/1000 主税町公園(名古屋市東区)

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名古屋城の東に連なる主税町(ちからまち)は、江戸時代には武家町、明治以降は官庁も混じる閑静な住宅地となってきた町で、今も古い建物の多い趣のある町です。
その町に区画整理事業が入った時に開かれたのが、この主税町公園です。

基本的な構造は児童向けの遊具が多い街区公園なのですが、外周の一部には大きく育った樹木の木陰となる園路を通し、周囲のコミュニティ道路とも合わせて、町の趣に似合うように工夫されています。

それ以外の敷地の使い方はいかにも区画整理地らしく、長方形の整った形の敷地の中央にパーゴラやトイレを置いて敷地を分け、片側が多目的に使える広場、もう片側が遊具中心のスペースになっています。
多目的広場は単純な土敷きの広場で、取り立てての特徴はありません。

ただ、こちらの広場側に中央部とは別にパーゴラがあったり、ベンチもたくさん設置されていたりして、大人の憩いの場はこちら側に設定されているようです。

一方の遊具広場は、あまり遊具施設を1ヵ所に集めずに、広場全体にバラバラと散らばらせるような仕立てになっています。

大きく、よく目立つのは、ベテランの石の山遊具。

滑り部もさることながら、自然石を大量に埋め込んだガケ部にも魅力があります。
また、ガケ部の傾斜がややキツめなのも、子供たちのチャレンジ心を掻き立てるのではないかと思います。

そして、石の山遊具にまで進化はしていませんが、プレーウォールと砂場を組み合わせた遊び場。
斜めになっている部分は「滑り台」としての体裁は整えられていませんが、長年に渡って子供たちが無理やり上ったり滑ったりした跡が付いていました。

これらコンクリート製の複合遊具だけではなく、滑り台と雲梯を組み合わせた今時の複合遊具もあります。

さらに単体の滑り台、回転ジャングルジム、ブランコ、揺れる動物などもあって、遊具については非常に充実した内容となっています。

ちょっと面白いのは、こちらの投擲版。コンクリート製で両面とも使えるようになっているのですが、バッターボックスの後ろに描かれているのは、キャッチャーではなくなぜか森。

ないしは花と蝶々。「花や蝶々に当たらないように、ストライク・ゾーンに投げ込みなさい」という教えなのかも知れません。

最近は少年たちも野球ばかりではありませんので、バスケットゴールもありました。

遊びに、スポーツに、そして憩いにと、多くの役割をしっかりと果たしていそうな主税町公園でした。

(2017年1月訪問)

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