神戸市灘区を南北に貫く石屋川の上流部、国宝に指定されている桜ヶ丘銅鐸の出土地がある坊主山から南に伸びる尾根の東側が桜ケ丘町、西側が高羽(たかは)という町名・大字名になっており、大規模マンションが幾つか並んで建っています。
その中にあるのが高羽桜が丘公園。マンションの周りを囲むようにU字形の敷地形状をしているため極端に見通しが悪く、現代の公園としてはあまり良くない形と言えます。
冒頭の写真は公園のエントランス部分から園内を撮影したところでU字形の右縦棒部分にあたりますが、この奥に何があるのかまったくわかりません。
右手の壁のようなところはマンションの敷地内緑地になっているようなのですが、人の背丈以上の高低差があるため、ここでも園内から向こう側を窺い知ることはできません。
先に進んで、U字形の底辺部分は4連ブランコや砂場のある遊び場になっていました。
静かで落ち着いていると言えばそうですが、園外からの人の目はまったく届きませんし、ここまで入ってこないことには、この場所に人がいるのかいないのかもわからないのでかなり不安です。
U字形の底辺部分を通り過ぎて、もう左側の縦棒部分を覗き込んだところが下の写真です。
この奥は行き止まりの袋小路になっており、マンションベランダからの視線が辛うじて抑止力になりますが、それでもかなりの盲点スポットだと言えまょう。
行き止まりには東屋が設けられていますが、こんな場所に座り込んでいると、その時点で不審です。
東屋の周りはイノシシに掘り返されて、すっかり荒れ果てていました。
色んな意味で危なっかしい高羽桜が丘公園でした。
(2016年12月訪問)
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