守口市の北部にある梶町は、1957年に守口市に編入された旧・庭窪町の町域にあたり、もともと農村だったところが高度成長期に一気に住宅開発が進んだような地区です。
今も曲がりくねった細道の多いまちとなっており、その中で幾つかの道を結んで通り抜けられるような位置に梶第一公園が置かれています。
敷地もかなり変形になっているのですが、通り抜けにちょうど良い感じに配置された並木を挟んで、おおむね片側が多目的に使える広場、もう片側が遊具広場になっています。
遊具広場のメイン遊具は、こちらの軟体動物っぽいシルエットの石の山遊具です。
幅の広い滑り台と渦巻き階段があり、外側にはイボイボやハシゴが付いていてよじ登って遊ぶこともできます。
とくに、このイボイボと突起が印象的で、一度見たら忘れづらい物件です。
突起部は、突き出した鉄パイプの周りをコンクリートで固めたような格好になっているのですが、長年使い込まれて、芯になっている鉄パイプが見えるほどになっていました。
いったいこれまでに、のべ何万人、何十万人の子供がこの出っ張りを踏んづけてきたのでしょうか。
その他には4連ブランコ、コンクリート製の新幹線ひかり号などがあります。
「新幹線といえば、ひかり号」だった時代は遠く過ぎ去りましたが、ここではまだ現役で子供たちを乗せて走っています。いったい地球を何周してきたことでしょうか。
一方の多目的広場の方は、訪れたときにはグラウンドゴルフをするご老人方でいっぱいでしたので、写真は控えめ。
パーツごとに見れば古びているところもあるのですが、全体的にはよく使い込まれているように見て取れた梶第一公園でした。
(2017年2月訪問)
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