公園の入口には、それを記念した石像アート「天と地との会話」が置かれています。
●天と地との会話
この記念碑は、小造型群が区画整理前の各地区を表現し、その礎のうえに融合されて、大造型が塩原地区土地区画整理事業の主体を成し、南部副都心の誕生及び発展をイメージしたものです。
作者 富田眞平
離れてみると、少し変わった形の日時計のようにも見えますが、意外に深い意味が込められているものです。
また、この石造アートの下にはタイムカプセルも埋められているようで、それの標識には1987と刻まれていました。1987年に何があったかネットで軽く調べてみると、俵万智さんの『サラダ記念日』が流行った年のようなので、もしかすると埋められているかも知れません。
●福岡都市計画事業塩原地区土地区画整理業 完成記念
塩原地区土地区画整理事業は、本市南部における副都心機能を持つ市街地づくりを目的として、昭和47年に事業に着手し幾多の困難を克服して、15年に及ぶ大事業を完了した。
事業完成にあたり、関係各位並びに地区住民の方々の格段のご理解とご協力に対し深く感謝の意を表すとともに、本地区の発展を記念してこの記念碑を建立する。
昭和62年1月 福岡市長 桑原敬一
このアートのある広場を通り越して園内に入ると小さな丘があり、その丘の周りが遊び場になっています。
メインは丘の上から滑り出すツイン滑り台。
一見するとすごく長いように思いますが、よく見ると全体の半分ほどが減速部です。
気になるのは、丘の麓で腕を広げているこちらの人。4人分のブランコをぶら下げています。
No.128両国公園の海賊、No.214 八軒町公園のネイティブアメリカンの親戚なのですが、その表情の表現方法が、今日的な目線では「人種的ステレオタイプ」という批判を避けられない気がするようなしないような...
そして丘を超えた先には、フェンスに囲まれた多目的広場が広がっています。
小さいながらも色々なものが詰まっていて、見ごたえのある塩原西公園でした。
(2016年11月訪問)
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