関口台公園は、江戸川の北、関口台と呼ばれる台地の東端にある公園です。
この場所は、1971年(昭和46年)に公園になる以前はマレーシア大使館があったそうなのですが、東向き斜面に池や園路を配した日本庭園風の仕立てからすると、大使館になる以前から邸宅があったのではないかと想像します。
この辺りから西の台地上には、明治以降に山縣、細川、岩崎などの邸宅が営まれ、今もその跡地がホテルや公園として名残を伝えているのですが、それらと比べると1/10もないほどの面積なので、ネットで見られる古い地図には邸宅のことは出ていません。
でも、目の前に首都高の高架が通っているので、これの工事の時に敷地が削られたようにも思います。
それはさておき、現在の園内は、自然風、庭園風ではあるのですが、近隣にはもっと規模の大きなものもあるので、さほど目立つものではありません。
周囲の家々との境界付近も、家が迫りすぎていて少し窮屈な感じです。
もしかすると、元々は邸宅の建物があったのではないかと思われる平坦地は、ブランコや揺れる動物のある遊具広場になっていました。
もう少し土地利用の経過を調べてみたい関口台公園でした。
(2016年1月訪問)
0 件のコメント:
コメントを投稿