1055/1000 修徳公園(京都市下京区)

2015/09/19

京都市下京区 京都府 身近な公園

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修徳公園は、京都市の市街地、烏丸五条から少し北西に入ったところにある小公園です。
周辺は古くからの商業・業務地で、職住共存の「町屋」が今も残る地域です。

公園は、そんな地域の拠り所でもあった修徳小学校が移転・統廃合によって廃校となった後に、運動場の敷地を使って拡張・再整備されました。校舎は図書館、児童館、特用老人ホームなどの入る建物に転用されており、京都市街地での都市公園整備の典型のようなパターンと言えます。

さて現在の修徳公園は、街に向けて開かれつつ、本来持っていた建物側との連続性も考慮した構造になっています。
広場を中心に取り、南側から東側にかけての2辺には人工の水路を流しています。

広場は、再整備直後の写真を見ると芝生になっていましたが、現在はすっかり土敷きになっています。

水路の出発点は、周囲から一段持ち上げた形状となっており、石積みの滝が設けられていて、公園というよりも庭園的なデザインになっています。このあたりは周囲の状況に合わせたものだと思います。

また、もう一つ目立つのが、南側の道路に面して建てられた格子窓のある土塀。

なにしろ道向かいは、明治天皇がお水を飲まれたという由緒あるお店なので、かなりデザインを合わせています。

本当は土塀越しに道向にあるお店を撮影すれば、公園内から見た時のデザインの統一感がよくわかるのですが、この日は東屋でくつろぐ人がたくさんいたので遠慮しておきました。

そのほか、遊具としては木製のアスレチック遊具がありますが、全体として遊びの要素は抑え気味。一般的な遊具のようにカラフルな色合いのものも採用されていません。

再整備から15年ほどが経過して、よりいっそう街に馴染んできている修徳公園でした。

(2015年7月訪問)

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