973/1000 金塚ふれあい西公園(大阪市阿倍野区)

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さ大阪・阿倍野地区の再開発事業地にある公園を尋ねる第3回(最終回)は、3公園の中で最も古い金塚ふれあい西公園です。

大阪市の都市公園一覧によれば、平成15年3月に「旭町公園」から現在名に変更されていますが、旧・旭町公園の設置は1969年(昭和44年)のこと。
再開発以前の航空写真で確認すると、今とは位置・形状が大きく異なっており、再開発事業の中で道路整備・住宅整備などとあわせて、ほぼ新しく作り変えられたようです。

この公園の特徴は、なんと言っても公園全体を取り囲むフェンスでしょう。

フェンスと階段、車止め、植え込みなどとの位置関係から見て、公園設置後に後付でフェンスを設置したことが分かります。

もともとあった出入口を封鎖して最小限のものだけにしてあり、開園時間は午前9時から午後5~7時(季節によって異なる)。

もともとは、西隣にあるマンションとの間の通路と公園が一体的になっており、この開放具合が売り物の一つだったのだろうと思いますが、状況は一変しています。

ここまで厳重にしたおもな理由はホームレス対策と思われます。
金塚地区は北に天王寺公園・新世界、西に飛田新地・あいりん地区が隣接していて、元来ホームレスが多いところであり、とくに1990年代後半~2000年代初頭は不況で大阪中の公園にホームレスが溢れかえった時期なので、その頃に夜間封鎖策が取られたのではないかと思います。

また、971972が開園するまではここだけが駅近の公園で、夜間に若者が集まって騒ぐことなども多かったのだろうと想像されます。

さて、フェンスの中に入ってしまえば、そこは多目的広場(グラウンド)を中心とした広めの公園で、どんぐり広場と名付けられた植栽地、遊具広場、周回園路などがあります。

地形的には、どんぐり広場が一段高くなっており、ここからグラウンドを眺められるように観客席が整備されています。

グラウンドからもう一段下がったところが遊具広場になっています。

遊具は木混じりの複合遊具、幼児向けの柵付きの砂場&滑り台、ガケ滑り台などがあります。

木製遊具は支柱などの天端から腐朽することが多く、腐り始めたら樹脂でコーティングするのですが、ここは作業が追いつかないようで、ガムテープで応急処理がされていました。もっとも、この遊具の場合はフレームや主要部は金属製、樹脂製なので、全体が木製のものほどの緊急性はないのかも知れません。

と言った感じで、ホームレス、施設老朽化、愛護会など地元管理のあり方等々、今日の都市の公園が抱える課題が色々と見えてくる金塚ふれあい西公園でした。

(2015年2月訪問)

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