神戸市東灘区の本庄町は、神戸市の東端で芦屋市と接するところにあります。鉄道や道路の便が良く、国道沿いは商業地、その裏に回ると戸建て住宅とマンションなどが混在する住商エリアになっています。
公園についてはマンション開発に伴う狭小なものが多いのですが、そうした本庄町にあって中心的な公園が本庄町公園です。

公園の北口には戦前の区画整理の記念碑、阪神・淡路大震災の復興記念樹、地蔵堂などがあり、この地区の歴史や文化を色々と刻んでいます。
また道路に近いところや地蔵堂の周りに花壇や植え枡と一体化したベンチが多く置かれており、道すがらに立ち寄って休憩などがしやすくなっています。

区画整理の記念碑は、「整地記念」と書かれた面が公園の中を向き、道路側には建立年などが書かれた面が向いています。表裏が逆のように思うのですが、公園を表と思って設置してくれたのなら嬉しいことです。
逆に阪神・淡路大震災の記念植樹の碑は、道路側に表を向けています。

入口から少し入ったところにある地蔵堂。よく見るとお地蔵さまは奥の一列だけで、手前は一石五輪(五輪塔)ばかりです。おそらく区画整理の時に、あたりに散らばっていたものを公園内に集めたのだろうと思います。
地蔵堂の前に広いスペースがあるので、地蔵盆のお祭りなどに向いています。

地蔵堂の横を通り抜けて公園内に入ると、両側を住宅に挟まれた細長い広場があります。

さらにその奥にフェンスに囲まれた多目的広場があります。
ただ、球技などに積極的に使うためというよりは、周囲に住宅が建て込んでいて、どうしてもボールが飛び出してしまうことを防ぐための消極的なフェンスのように思います。

フェンス自体は意味のあるものなのですが、南側の出入口が狭苦しくなってしまうところが難点です。北側の導入部が魅力的なだけに、少し差が目立ってしまう本庄町公園でした。

(2015年1月訪問)

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