日本の都市公園は約10万ヵ所。その1/100なら行けるだろうと思って始めた覚え書きですが、1000ヵ所を超えても続いています。揺れる動物も集めています。

2014年10月8日

806/1000 鳴尾緑地(兵庫県西宮市)

2 件のコメント :
西宮市街地の東南部に鳴尾川という川が流れています。
西宮市のホームページによれば、市街地を流れる普通河川の名称は鳴尾新川ですが、河口近くの1キロほどの区間だけは昔から鳴尾川と呼ばれていますので、いつ頃かに上流部の付け替えがおこなわれたのではないかと思います。
下の写真が最下流の区間。

実際、現在の鳴尾新川と鳴尾川は直接には繋がっておらず、排水機場を介して鳴尾新川の水が鳴尾川に吐き出されているようです。

国際日本文化研究センター(日文研)の所蔵地図データベースで公開されている1933年(昭和8年)発行の『西宮市最新地図:合併記念』(朝日舍新聞舗・杉原新聞舗ほか発行)と、現在の西宮市HP内の『キッズサイト 公園まっぷ』を見比べると、1933年当時の屈曲部のやや手前で鳴尾新川が曲げられて排水機場ポンプ場に入るような格好に変えられたと見受けられます。
この時に残った旧・鳴尾川の最上流部?付近に整備されている緑地が鳴尾緑地です。
1933年
現在

地区幹線道路や大きな住宅団地に隣接した広場型の公園なのですが、県の港湾セクションが整備した港湾緑地ということもあってか、通常の公園にはない謎の物件があります。

それは、この門とも舞台ともつかない建造物。

遠くから見ると門なのですが、近づいてみると敷居のところが広すぎてとても跨げず、ベンチのようになっています。
そういう目で見れば、中央部にだけ屋根がついた休憩所だとも思えてきます。

これをフレームのようにして遠くを見ると、なにか特徴的な景色が切り取られて見えるなどということも考えましたが、そうでもなさそうです。
近所のバカ者どもにとっては、格好の落書き場になっていました。

いったい何のために、どういう利用を想定してつくったのか。想像が膨らむ鳴尾緑地でした。

(2014年9月訪問)

2 件のコメント :

  1. 鳴尾緑地の場所は、元々鳴尾川の船の係留場所だったのです。
    埋め立てられ今の緑地になりました。
    謎の建造物は、水門の名残で、中央のベンチ部分?は上下する扉がありました。

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  2. 匿名さま

    ブログ作者です。コメントありがとうございます。
    なるほど、元は実際に使われていた水門だったのですね。
    外観がそれほど古いもののようには見えなかったため、緑地整備の際に新たにモニュメントとして作られたものかと考えていました。
    せっかく地域の歴史を伝える物件を残しているのですから、簡単なものでも解説板など設置できれば良いですね。

    貴重な情報ありがとうございました。
    今後とも本ブログをよろしくお願いいたします。

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