かつて練馬区と中野区の境界付近を流れていた中新井川(中野区に入ると江古田川)は、練馬区内ではほぼ地下化されています。地下化された水路上の一部を公園として整備しているのが中新井川児童遊園です。
児童遊園という名前なのですが、川の上になるため細長い形状をしており、緑道のところどころに遊具が置かれているような格好です。
目に付いたのは、こちらの遊具。
スプリング式のシーソーの上に、直交するように別の横棒を重ねたような格好になっており、12時、3時、6時、9時のどの方向にもボヨンボヨンできるようになっています。普通のシーソーだと2人以上いないと遊べませんが、スプリングがボヨンボヨンするので1人でも遊べるというところもポイントです。
人の横顔ともトリともつかない飾り部のデザインもあって、なんとも不思議な雰囲気を醸し出しています。
そして、もう一つ目につくのは、公園に隣接するマンション。
公園とマンションの建物の間には、プールのような池があり、マンション1階の住宅のテラスが池にせり出してきている姿は、リゾートホテルのようです。
池には小さな中島もあり、カルガモが泳いでいました。
池はどうみてもマンションの敷地なのですが、それにしては公園との境界がなく一体的になっているところが気になります。
柵もなく(簡易な網はありますが)、公園からいきなり私有地の池につながるとも思えないので、おそらく池の手前に見えている遊歩道がすでにマンションの敷地なのではないかと考えました。
いずれにしても、マンションからも公園からもよく眺められる位置に池を置くことで、双方の価値を高めている意欲的なデザインだと感じました。
(2014年8月訪問)
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