日本の都市公園は約10万ヵ所。その1/100なら行けるだろうと思って始めた覚え書きですが、1000ヵ所を超えても続いています。揺れる動物も集めています。

2014年7月28日

742/1000 観音山公園(神戸市長田区)

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神戸市長田区役所のあたりから北西方向を見ると、地域のシンボルである高取山が見えます。六甲山系に含まれますが独立峰となっており、古くから信仰の山としても知られています。
その手前に、本来は高取山裾の小ピークであったろう小さな山(丘)がいくつか見えます。現在は小ピークの裏側にあった鞍部や平地が都市化しているため、市街地の中に浮かぶ緑の小島のようです。
この中の一つが観音山と呼ばれ公園になっています。もともとは戦時下の改正都市計画法に基づく「防空空地」として買収されたものだそうですが、今は都会の中の緑の拠点として重要なものになっています。

現在の観音山公園は、丘の南側~西側斜面からピークまでが公園となっており、東・北は学校などの敷地になっています。
南側の山裾から山頂方向を見上げるとこんな感じ。

もっとも、小ぎれいな花壇やグラウンドがあるのは阪神・淡路大震災の後に整備されたこの一角だけで、少し歩くと昔ながらの山の公園になります。

昔ながらの山の公園というのは、こんな感じ。
傾斜がきつめの階段や斜路のまわりに、擁壁は玉石積みや間知石積で、

斜面地には、とくに手入れもされずに高木がよく茂り、樹冠が閉じているので林床植生はあまり見られない、といったものを勝手にそう呼んでいます。

とくに関西都市部の平地では、こうした環境下ではシイ・カシ類など照葉樹が増えてしまい、公園林としては暗くて寂しいものになりがちです(ドングリ拾いはできるのですが)。
この公園では、そうした状況を改善するための手入れが一部でおこなわれていました。

そんな林を通り抜けて山頂へ出ると、そこは広場になっています。山裾の公園入口から山頂広場まで、普通に登れば15分もかかりません。

山頂広場は、毎日登山とラジオ体操で健康づくりに励む皆さんの集い場になっているようです。

山頂から北を眺めると、高校のグラウンド越しに高取山。
南を見下ろすと海が見えるはずですが、パーゴラの周りは樹が高く育っており、現状では眺望はききません。

この山頂広場のすぐ横に遊具広場があります。
ラジオ体操をする大人ばかりでなく、子供も山の上まで来て遊ぶことがデフォルトになっているのが、非常に神戸らしい光景です。

そして遊具広場の片隅には、これも神戸名物の輪投げ。
No.634の会下山公園でも登場しましたが、毎日登山-体操-輪投げという組み合わせは、神戸における山文化の一部分を占める重要な要素です。

なにぶん山の何方向かに出入口が開いており、適当に歩いていると急に住宅地の裏に出てしまったりするので、色々と思いがけない楽しみのある山の公園です。

ただ、うっかり夜景なんか見に来ると、暗闇の中から「顔の潰れた裸婦像」が現れるかも知れませんが...

神戸市公園緑化協会による公園紹介ページ

(2014年6月訪問)

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