622/1000 松本うめ公園(神戸市兵庫区)

2014/03/22

阪神・淡路大震災モニュメント 自然災害伝承碑 神戸市兵庫区 身近な公園 兵庫県

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神戸市兵庫区の松本うめ公園は、No.614621の上沢通の北隣にあたる松本地区の震災復興区画整理事業の中で生まれた公園です。
歩道も含め17m幅の道路(これも復興事業で生まれた都市計画道路)を挟んで隣同士、同じくらいの規模の両地区ですが、上沢通は丁目ごとに500平米ほどの小さな公園を8つに分けて配置し、松本地区では東西2ヵ所にまとまった規模の公園(西に1000平米、東に2500平米)を配置しています。
その2つのうち、西側が松本うめ公園になります。

会下山の麓、やや高低差のある住宅地の地形の中で、下段の区画道路に面した場所で、2方向は擁壁に囲まれた形になっています。上段の住宅地からは階段で出入りする構造です。

公園名は、復興を願って京都の北野天満宮から贈られた紅梅・白梅を植えたことに因みます。
梅の保護のためでしょう、梅林部分は普段は鍵のかかったフェンスに囲まれていて近づくことはできません。
下2点の写真のうち、上は2014年の2月中旬、下は3月はじめに撮影したものです。

■現地の案内板より『松本うめ公園の記』
松本地区は、平成7年1月17日の阪神・淡路大震災で、地域の80%が焼失し、16名の尊い命が失われました。
地域の人達は、この苦難の中から立ち上がり、復興する公園や道路の計画は、住民側から提案し、決めたものです。
松本うめ公園は、震災を忘れることなく、安全で安心して、みんなが仲良く暮らせることを願い、みどりの芝生と梅の木をシンボルとして作られています。
「うめ公園」の名前は、学問の神様として知られる京都北野天満宮から、震災からの一日も早い復興と子供達の良き成長を願って、贈られた一対の紅梅と白梅を植えたことから、名付けられました。

平成15年5月24日

松本うめ公園育成会
松本地区まちづくり協議会

梅林以外は芝生敷きの広場になっており、複合遊具、揺れる動物、流れ、防災かまど兼用のスツールなどが置かれています。
公園の前面道路は歩道が幅広になって花壇なども整備されており、一体的に安全な利用、美しい空間づくりができるようになっています。

梅林に沿った流れと、かまど兼用スツールはこんな感じ。
この辺は、実際に使うかどうかは別として、震災復興公園のシンボルみたいなものです。

複合遊具は、デンマーク製で少しクセがある(チャレンジ欲をかき立てられる)遊具を得意にする某社のもの。ねじれ梯子、出っ張りがイマイチ掴みにくいクライミングウォール、上り下りしようとするとグラグラ揺れる滑り台?など、安定した場所が少ないことが特徴です。

部材の継ぎ手も動物みたいで面白いところが気に入りました(笑)

●松本地区の震災復興について詳しい『松本地区 復興記録誌

(2014年2月訪問)

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