月若公園は、謡曲・藤栄(とうえい)に登場する若者の名にちなむ芦屋市月若町にあります。
天井川になっている芦屋川の堤防上にあり、川をトンネルでくぐる道路ができる際にリニューアルされて現在の姿になりました。トンネル完成が2010年なので、公園リニューアルもその頃だと思います。
そういう事情で細長いです。堤防天端の半分くらいが道路、残り半分が公園になっています。公園以外の区間では残り半分に建物が建っていますので、もともとの堤防幅を実感できるのはここだけです。
松の木も立派なものが残っています。
まだリニューアルから間がないので、遊具も健康遊具も今風のピカピカのものが並びます。
こちらは高浜虚子、息子年尾、その娘稲田汀子の三代がまとまった歌碑。
ここから芦屋川に沿って1.5キロくらい下っていくと、虚子記念文学館があります。
公園から道路(トンネル)方向を見下ろすとこんな感じ。建物にすると3階分以上の高低差があります。
もっとも阪神間では六甲山系から流れ出る土砂の堆積によって、このような天井川が多くなっているため、さほど珍しい景色ではありません。
ちなみに、トンネルの歩道部分にはバリアフリー対応のための斜行エレベーターが付いています。
本来は足腰が不自由な方のためのものですが、子供が乗りたがること、この上なし(笑)
藤栄のあらすじなどは、こちらのサイトで。
(2013年3月訪問)
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