No.318の小禄がじゅまる公園のあたりからもよく見える丘の上に、赤白の昼間障害標識に塗り分けられた配水タンクがあります。那覇市水道局の赤嶺配水池です。
この配水タンクのまわりは御嶽のある古くからの聖地でしたが、戦後は米軍に接収され、それが返還された後に赤嶺緑地として整備されました。
西側の公園入口付近には、いかめしい顔のシーサーが乗ったコンクリート円柱と、少しとぼけた顔のシーサーが描かれたトイレがあります。
とぼけた顔に見えるのは「安次嶺(あしみね)のシーサー」と呼ばれる、この地伝来のシーサーです。区画整理の時に、このシーサーを色々なところのデザインに取り入れたようで、公園の道向かいにある遊歩道の車止めもこうなっています(ガマ親分ではありません)。
ところでシーサーの後ろにいる琉装姿の方々がイヌっぽい顔に見えるのは気のせいでしょうか。もしかすると、これも地域の伝承やお祭りの扮装に因んでいるのかも...
さて、そこから坂道を登っていくと、広場に石造りのものが見えて来ます。近寄ってみると、どうもステージのようです。
緑地なので目立った施設はなく、これが唯一の公園的施設ということになりますが、配水池のインパクトが強すぎてステージがまったく目立ちません。
ステージのある広場から北側に降りていくと「安次嶺の御嶽」の横に出ます。
古くからの御嶽がきれいに整備されていますが、区画整理などに関連して整えられた御嶽のデザインはどこでも似通っています。内地の神社の社殿のように、様式のようなものがあるのでしょうか。
ちなみに写真中央に見えている切り株は、私が訪問する2ヵ月ほど前に台風で折れたデイゴだそうです。
御嶽の横手にある照明灯を兼ねたコンクリート円柱列は、よく見ると高い位置に金属製のリングがはめ込んであります。おそらく、御嶽での祭事の時にテント屋根を付けられるようになっているのだと思います。
また、この小さな門のようなものは、覗きこむと航空自衛隊那覇基地が見えるようになっています。
資料不足で確証は持てませんが、おそらく米軍基地として接収された(復帰後にそのまま自衛隊基地となった)区域に、もともとの村や村の御嶽が含まれており、そちらを拝むための拝所なのだと思います。
(基地の写真は、わかりやすいようにズームを効かせています)
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