那覇市と浦添市との市境近くにある末吉西公園は、小公園であるにもかかわらず一点豪華主義の遊具で攻めていた公園なのですが、その遊具がちょうど壊れているタイミングで訪れてしまいました。
その遊具とは、このロングローラー滑り台。市街地の公園には珍しい長さです。
後ろに見えるコンクリート舗装の築山の上から滑ります。
築山の登り口には丸木風の階段、吊り橋があり、否が応でも期待が高まります。
がしかし、滑り口は無情の鉄柵で塞がれ、滑ることはできません。
見たところ、ローラーそのものがかなり傷んでいるようです。
結局、築山の上でできる事は公園を見渡すことだけ。すごすごと再び吊り橋を渡って帰るしかありません。
東屋の屋根の上にはシーサーの台座らしきものだけが残されていました。本体は台風で剥がれ落ちてしまったのでしょうか?
この時はなにかと壊れ気味の末吉西公園でした。
(2012年10月訪問)
【2022年10月追記】
近くに用事があったので、10年ぶりに末吉西公園を訪ねました。
10年前に故障中だったローラー滑り台は、そのまま撤去されてしまったようで、代わりにずいぶん可愛い滑り台が設置されていました。
2012年の滑り台 |
2022年の滑り台 |
ローラー滑り台の高さ・長さを稼ぐために築かれていた盛土山も削り取られ、公園の風景がすっかり変わっています。
盛土山がなくなって平坦な小広場になった部分には、新しく健康器具が設置されています。
ブランコも新しいものに入れ替えられています。
この滑り台で遊ぶ小さな子供は、もうローラー滑り台のことなんか知らないんだろうなと思う、十年一昔の末吉西公園でした。
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