近世初期の平山城なので、山の上の方に天守や郭の跡が残っていますが、登っていくのはなかなか大変です。
そこで山裾の方も堀の周りがきれいな公園になっていますので、そのあたりを歩いてみました。
こちらは内堀。草に隠れてしまって石垣をハッキリと見ることができませんが、どうも城跡のものがそのまま残っている場所と、近年に積み直した場所が混在しているようです。
こちらは外堀沿い。ちょうど訪れた前の月に強風が吹き、樹齢400年とも言われるクロマツの巨木が倒れて外堀に落ちかかっていました。
この外堀と内堀の間を歩いていると、いつの間にか中学校の敷地に入ってしまいます。最近は史跡の保存整備の関係で、城の中にある学校は追い出されがちなのですが、ここはまだまだ一体的です。史跡の方の立場から、「城と関係のないものは、できるだけ城跡から出ていってもらいたい」という意見が出されることは理解できるのですが、城跡にある学校ならではの趣があるというのも事実ですし、鹿野のように小さな町では中学校時代の思い出が地域のシンボルと確実に結びついているということが後々に効いてくると思いますので、ここでは末永くお幸せな関係が続くことを願います。
外堀から天守のある山を見る。左端に倒れたクロマツも写っています |
中学校の中には、謎の唐破風を持つ建物。同行者と「剣道場かな~」などと言っておりましたが、じつは「松桜閣」という立派な名を持つ給食調理場とのこと。中にはランチルームもあり、全校生徒がここで給食を食べるそうです。
う~む、しかしこの外観はちょっとやり過ぎでは・・・
プールに映る姿がまたなんとも |
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