81/1000 久保公園(交通公園) (兵庫県西宮市)

2012/07/17

宇宙遊具 交通公園 身近な公園 西宮市 兵庫県

t f B! P L

阪神西宮駅から西宮港へと向かう道沿いに、西宮市の交通公園があります。西宮市久保町にありますので、都市公園としての正式名称は久保公園というようですが(公園入口の園名板にもそう書いてあります)、もちろん「交通公園」という名前の方が通っています。

交通公園についてはNo.39の今井児童交通公園でも触れましたが、約50年前に出された建設省の通知にしたがって全国で整備が進んだので、日本中のどの交通公園も整備からだいたい40年以上が経過していると思われます。
この西宮市の交通公園の場合は、1970年、西宮市政45周年を記念しての開園ということですが、おそらくそれから目立った改修をしていないと思われ、今となっては味のある遊具が目白押しです。

まずは交通公園の街なみ。片側2車線で中央分離帯まである、なかなか立派な道路ですが、残念ながら信号は点灯しません。

道路沿いには商店、官公庁、病院、工場などが建ち並んでおり、戸口や窓が開いているので、お店やさんごっこもできます。
とは言え、酒屋の入口は猫専用サイズですが。

にくや、さかなやは、どちらもけっこうアーティスティックな看板です。
にくやの看板の絵は、そのまま本物の肉屋に持っていっても使えますし、さかなやの「な」の字のデザインもかなりのものです。

床屋も良いですね。髪を切ってもらう時に着るアレは「カットクロス」と言うらしいです。
そしてパン屋の食パンは、山型のイギリス食。

酒蔵は伝統的なナマコ壁。このあたりは灘五郷の一つ・西宮郷で、白鹿や日本盛などの酒蔵がすぐ近くにあるのですが、阪神・淡路大震災の後は、こういう酒蔵も姿を消しました。

歩道橋の近くには、げきじょうが。パンダの腹鼓が可愛らしいので、子ども劇場でしょうか。

交通公園なので、自動車だけでなく鉄道も。
夢の超特急・新幹線ひかり号が走っており、駅、鉄橋、トンネルなどの情景パーツも充実しています。

なかにはロケットや宇宙船などの未来的な乗り物も並んでいます。
アポロ11号が月に着陸したのが1969年。子供たちが宇宙にあこがれていた時代をうかがわせます。
こちらのロケットは発射台にセットされ、飛び立つのを待つばかり。中はサターンさながらに3段に分かれていますが、分離はできません

こちらは宇宙船、あるいは葉巻型UFO?

そして回転ジャングルジム。事故が起きやすいということで撤去する自治体も多いですが、西宮市ではまだまだ回っています。ペンキも塗り直されているので、しっかりと点検・補修がされているようです。
小学生の頃、これのことを「人工衛星」と呼ぶ転校生がいました。ここでも、公園内の案内看板では「衛星ジャングルジム」と書かれていました。

駐車場こそありませんが、トイレや近所のお店も充実しているので、けっこうたっぷり遊べる公園です。
今は便所しか使われていない管理棟や閉鎖された駐車スペースなどがあり、そう遠からずリニューアルが必要な時期が来るように思いますが、できれば今ある遊具は残して活かしていって欲しいものです。

(2012年7月訪問)

ブログ内検索 Search

アーカイブ Archive

地図 Map

問い合わせ Contact

名前

メール *

メッセージ *

Facebook Page

QooQ