東井吹登り立(ひがしいぶき・のぼりたち)公園は、神戸市西区の西神南ニュータウンの一角にある小公園です。名称はニュータウン開発前の小字名から採られており、神戸史学会編『神戸市小字名集』には、伊川谷町井吹の小字として「登り立(ノボリタチ)」が収められています。
一番目立つ場所に、元地形を一部残したのではないか思われる小山から、派手に飛び出してくる滑り台・複合遊具が設置されており、この公園のシンボルになっています。
「ノボリタチ」がどういう土地状態を示す小字だったのかはわかりませんが、この丘を「登って、立つ」のだと言い切れば、そう見えてきます。
この公園は、緑道同士の交差点に面しているのですが、緑道側の樹木のボリュームがある中でも小山部分がけっこう目立っていますので、何かがありそうな期待を高めてくれます。
ただし、丘そのものはさほど大きくないところに複合遊具を詰め込んでいるので、遊具周りにあまり余裕がありません。遊具に上ってしまえば気にならないのですが、子供たちって遊具周りでも走り回ってワチャワチャと遊ぶので、多少の転倒や衝突はあるかも知れません。
一番高いところに登って、滑り台の裾を眺めてみます。遊具が乗っている部分だけではなく、敷地の北側全体が緩い斜面地になっていて、そこはそこで、駆け上ったり、座って広場を眺めたりするのにも向いています。
そのほかにも、2連ブランコや砂場といった遊具もあるのですが、丘の上の複合遊具ほどのインパクトはありません。
せっかく地形の面白さがあるので、遊具然としたものよりも、もう少し自然風味のもの、例えば遊べる木陰とか、石積みなんかを組み合わせると面白くなるかも知れません。
大きく育っている樹々を、もう少し景観的にも、遊びにも使いこなしたいところです。
ともかくも、丘に尽きる東井吹登り立公園でした。
(2026年7月訪問)










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