港区の白金(しろかね)と言えば、白金台から連なる丘上の高級住宅地のイメージがありますが、区域を北へ進むと、台地が古川へと落ち込んでいくのに連れて、徐々に庶民的な町へと変わっていきます。そんな町の古川沿いにあるのが、白金公園です。
公園面積は、資料によれば約1,480平米。上空に首都高が通る古川を挟んで、両岸に分かれます。
古川の南岸(右岸)側には、ほぼ滑り台と言っても良い小ぶりな複合遊具と、健康器具、花がきれいな園地、親水テラスなどがあります。
大人向けの健康器具は、おもにストレッチに使うようなシンプル構造のものが3点並んでいます。
上写真の2つはわかるのですが、下写真の1つがよくわかりません。
はじめは「どうして1つだけ休憩所の下にあるだろう?」と思ったのですが、近づいてみると、休憩所の屋根にソーラーパネルが載っているのではなく、パネルを置くために背の高い架台を設置しているのです。ということは、どうしてもソーラー発電で電力を得る必要があって、でもパネルを置く場所がなかったので、健康器具の上空を使ったようなのです。
園内には照明灯や時計があって、通常電力は来ているわけですから、わざわざソーラー発電を置く理由としては、災害時の非常用発電・蓄電。
防災設備として必要なのは確かですが「本当に健康器具の上空しか場所がなかったか?」と聞かれると、やや疑問ではあります。
こちらも、時期外れなので写真自体がよくわかりませんが、越前水仙の花壇だそうです。
現地には立派な解説板があって、"球根は福井県越廼村役場より寄贈されました"と書かれているのですが、越廼村は平成の大合併で福井市に編入されてから20年が経つので、いまの球根がどうなっているのかはよくわかりません。
こちらが白金公園親水テラス。もともと切り立ったカミソリ護岸で水面までの距離があるのですが、そこを半分くらい階段護岸にして、距離を縮めています。
公園から連続していますが、厳密に言えば河川区域にあたり、古川の水量が増えた時には、階段部分にまで水が来る設計になっています。
この場所で、高架下に押しつぶされる川の景色が楽しいかと問われれば、それは大いに疑問なのですが、夏場などは川から吹いてくる涼しい風を感じることはできるでしょう。
このテラスを通して古川を見下ろすあたりに、麦わら帽子を被り、釣り竿を持った人のブロンズ像がありました。
周りの植込みが大きく育ちすぎて、釣り竿を飲み込んで隠してしまっている...
と思ったら、釣り竿じゃないのか!ただの短い棒を持っていたとは!!
元々は竿だったものがイタズラで破損してこうなったのか、そうなることを避けるために初めから棒だったのかはわかりませんが、結果的には植込みがあることで、棒を竿だと誤認させて、この像を成立させています。
2つの公園区域を結ぶ、白金公園橋。川のどちら側も公園区域なので、この橋も公園施設なのでしょうか。だとしたら、橋梁点検も実施しないといけないので、けっこう大変です。
橋の上から、先ほどの階段護岸を眺めます。改めて「本当にここが適地だったのだろうか」と考えてしまいます。
橋を渡って、北側(左岸側)の公園区域を眺めます。
こちらは完全に首都高の高架下になっており、雨が降っても遊べるところがメリットですが、ソーラーパネルの設置場所には向いていません。
何かしら凝ったデザインの上に、後からラバーマットを貼り付けていて、ツギハギ感が漂う遊び場で。その奥には、トイレがあるので、遊ぶに来る人よりもトイレ利用者が多そうです。
遊具は、背の低い滑り台と揺れる乗物遊具があるので、こちら岸の対象年齢は幼児だと分かるのですが、交通量の多い道路に面しているし、トイレ利用のためにタクシーやトラックひっきりなしに路駐をするしで、遊んでもあまり楽しくなさそうな環境です。
都会で公共用地が少ない中で、色々なものがだんだん後から付け加わって、わからないことが多くなった白金公園でした。
(2026年2月訪問)

















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