水辺に生えるヨシ(葭、蘆、芦)という植物があります。もともとはアシだったものが、「アシは悪しに通じる」という考え方により平安時代ごろから徐々に呼び名が変化したもので、今も標準和名ではヨシですが、アシという名もごく一般的に使われています。
であれば、地名の漢字をアシと読むものは古い地名、ヨシと読むものはいくぶん新しい地名なのではないかと考えてみるのですが、果たしてどうでしょうか。
そんな前フリをした上で、西宮市には芦原町アシハラチョウと葭原町ヨシハラチョウ(上葭原町・中葭原町・下葭原町)が両方あって、そのうちの芦原町にあるのが芦原南公園です。
隣りに立つマンションの開発に伴って整備されたと思われ、資料によれは155平米の狭小公園です。
揺れる遊具、回る遊具が一つずつ置かれており、石のスツールで休むこともできます。
多分この、ケヤキを囲むスツールのところまでが西宮市の公園で、その先の芝生敷きのところは、マンションの共用部(消防活動空地)だろうと思います。
マンションのエントランスとも一体化している芦原南公園でした。
(2025年4月訪問)
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