姫路市でも内陸の農村部では、昔から大歳神(年神)を祀る大歳神社(年神社)が多いそうですが、姫路城のすぐ西北にあたる八代本町にも年神社があります。
これの境内が小さな遊び場になっているのですが、姫路市では、要綱に基づき自治会等が幼児の遊び場を設置する「チビッコ広場」という制度があるので、おそらくその一つだろうと思います。
とは言え、正式名称がわからないので、とりあえず表題の通りの仮名で記事を始めてみます。
社殿は小さなものですが、年徳打明神の幟とともにきれいな注連縄が張られ、大切にされている様子がわかります。
兵庫県神社庁の資料によれば「創立年代は不詳。数百年前から当地に鎮斎せられ、里人らが年徳大明神と称えて、五穀豊穣を始め、無病息災、家内安全等の願いを、純朴に祈ってきたお社である。大戦後は、近隣の崇敬者が集い、荒神講の名を符す講社を結成し、子々孫々相継ぎて、維持経営に尽力しつつ、祭儀の厳修に努めている。」とのこと。
そういう場所なので、地域にとっては昔からの共有地。境内と公園とに明確な境界はなく、まさしく一体だと言えるでしょう。
公園施設としては、2連ブランコと揺れる動物遊具。
しかし、なによりも目立っているのは、社殿も遊具もはるかに圧倒する大きさで覆いかぶさってくるムクノキの巨木。1972年(昭和47年)、姫路市によって指定された保存樹第1号でもあります。
大きなムクの樹の下で仲良く遊びたい、八代本町年神社のチビッコ広場でした。
(2024年8月訪問)
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