3867/1000 正利の尾公園(神戸市北区)

2025/02/17

神戸市北区 身近な公園 兵庫県

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神戸電鉄・箕谷駅の西側に広がる戸建て住宅地には、「神戸北町」という地域名が付けらています。全体的にしっかりと造成された住宅地で、公園も平坦な敷地になっているところが多いのですが、その中にあって町外れにあり、山がちな元地形をかなり残しているのが正利の尾(しょうりのお)公園です。

『神戸市小字名集』には、山田町原野の小字として「正利ノ尾(ショリノオ)」が収められていますので、公園名はこれから採られたと考えられます。

どれくらい町外れかと言うと、この通り。道路から右側はしっかりと造成され、公園部分は尾根地形が残されている状況がひと目でわかります。

このため道路との高低差は大きく、メインエントランスからしてこの調子。
上ってみないことには、どんな公園なのかまったく分かりません。

と言うことで階段を上ってみると、意外に広い平坦地が現れました。
広場の向こうに見える林の部分も公園区域で、その向こうには山の街団地という集合住宅があるはずですが、園内からはまったく見えません。

エントランス部分の高低差を活かすべく、展望デッキ風のパーゴラも作られています。
方角的には帝釈・丹生山系への眺めが良いはずなのですが、周りの樹々が大きく育ってきているため、さっぱりでした。

さて、広場をぐるっと囲むようにジョギングコース園路が作られています。
緩いカーブの向こう、50メートルほど先の山麓に遊具広場が見えているので、行ってみます。

ここは幼児向けですね。背の低い滑り台と、揺れる動物遊具が置かれています。

その先は、園路が広場に入っていく道と上り道とに分かれるので、せせらぎに沿った上り道を進みます。
このせせらぎは、広場を半周くらいして、最初のエントランスのあたりまで続いているのですが、水の供給部がはっきりしません。

最上流部がこちら。すこしばかりキョロキョロしてみましたが、ポンプや水栓などは見当たりません。

ということは、山の斜面に降った水だけを流しているということでしょうか。
何にしても排水路は作らないといけないので、それを修景的に整えただけなのかも知れませんが、このような姿があると、いつも水が流れていて欲しいと思うのが人情です。

さて、そのまま園路を上りきって、もう一つの遊具広場までやってきました。こちらは先ほどよりもすこし大きめの滑り台や雲梯など、小学生くらいが遊ぶ遊具が揃っています。

でも、こちらのステップ遊具と雲梯の複合したものは、遊具というよりも大人の健康器具のようでもあります。踏み台昇降と懸垂、斜め腕立て伏せなどに使えるのではないでしょうか。

このあたりが園内では一番高く、広場越しに幼児向けの遊び場が見えます。

ここからは、パンダやキリンの遊具が並ぶ園路を歩いて、はじめのエントランスに戻ります。

ぐるっとひと回りするだけでも景色の変化が楽しめる、正利の尾公園でした。

(2024年7月訪問)

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