3732/1000　昆布公園（沖縄県うるま市）

沖縄県うるま市に昆布(こんぶ)という地区があります。耳に残る地名なので地元紙などにも取り上げられており、

1. 地形的に窪地なので「くぶ、くーぶ」から変化した、
2. 村が独立した時に「よろこぶ」から採った
3. くーぶから変化した上に、村独立の時に縁起の良い昆布の字を充てた

といった諸説が紹介されています。そんな昆布地区の昆布公民館のすぐ近くにあるのが昆布公園です。

園名板の後ろにすぐ見えている複合遊具。
雨上がりに訪れたので誰も遊んでいませんが、幼児向けで背が低めの滑り台を何本か、ネット吊り橋やトンネルで繋いだものです。

緩いスロープが付いているので、階段がちょっと苦手な子供でも上っていくことができます。

その後ろは、草敷きの広場。ひと目でわかる緩傾斜地になっています。
そもそも地区全体が窪地だという昆布地区なので、公園敷地も全体が緩傾斜地になっているのですが、その上部は平坦にして大きな野球場を取っているので、この広場の区間でまとめて傾けたようです。

こちらが平坦にした野球場。両翼60メートルほどで少年野球用と思われ、外野フェンスはすぐに乗り越えられるサイズのものです。
ここを周回園路が囲んでいるので、歩いて丘の上の方へと向かいます。

園路をグルっと回って、最初の出入口とは真反対の丘の上まで来て全体を見渡します。
複合遊具までは直線で150メートル以上離れているので、かなり小さくしか見えません。

野球場よりももう一番高いところには、バスケットコート。

園内には赤瓦屋根の休憩所が5つほどあるのですが、中でもバックネット横の一等地にある1つは、野球関係者のニーズが高いようで、常設のテーブル＆ベンチのほかにも、イスがたくさん追加されていました。

最寄りまで市のコミュニティバスが来ているので、ここからバスで出発して、函館本線・昆布駅まで旅してみたい昆布公園でした。

（2024年2月訪問）