以前にNo.2024 間割公園を訪ねた際に名前が出た尼崎市の道意(どい)町ですが、これはこの付近が道意新田と呼ばれていたことから採られた町名です。
道意は人名で、Web版尼崎地域史事典『apedia』によれば、”1653年(承応2)西成郡海老江(現大阪市福島区)の医師中野道意の係累の者3名が東・西新田地先の太布脇〔たぶわき〕開発を願い出て開発された。当初は太布脇新田と呼ばれ、1669年(寛文9)の最初の検地の際に道意新田と改名した。”とあります。
No.3730がある西向島町とは隣り合わせで、工場や物流施設が数多く建ち並ぶ点も同じなのですが、道意町の方がいくぶん住宅が多いこともあり、公園も半分が野球場、半分が園地と遊具広場になっていて、公園としての性格付けが少し異なっています。
野球場に関してはNo.3730と遜色ない規模なので、歩いて5分ほどの距離を行き来すれば、両方の球場を使ってワンデイトーナメントくらいは開催可能です。
ただしNo.3730と違ってバックネット以外のフェンスはそれほど背の高いものではなく、いわゆる少年野球サイズです。
そして敷地西側の遊具広場へ。
少し前に遊具が入れ替えられて、それ以前にあった飛行機ジャングルジムや古い滑り台が無くなって、複合遊具2基を中心とする体制に置き換わっています。
1つめの複合遊具は、2本の滑り台に登攀壁、ネット遊具などを組み合わせたもの。
もう一つは、少し小ぶりな2ほんの滑り台を、ネット橋で繋いだもの。どちらかと言えば低年齢向けです。
4連ブランコや鉄棒も新しいものに入れ替えられているように思いますが、ブランコは再塗装やパーツ交換だけでも新品のように見えることがあるので、本当のことはよくわかりません。
そして遊具とは少しだけ距離をおいた一角には、小さな芝生の丘にサクラが植えられたスペースや、ミニステージなどもあり、お花見や地域のイベントなどを考慮した施設内容となっています。
ステージと言っても、電源や音響はないので、できることに限りはありますが。
しかし、道向かいにあった若葉小学校は生徒数減少で廃校になってしまったので、地域そのものの体力が失われていることが心配な道意公園でした。
(2024年1月訪問)
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