さて、ここ数日、神戸市西区の西神南ニュータウン内には「比較的規模の大きな5公園」があるという文脈で話してきました。そのうちNo.4358、4359、4360の3つは区域がはっきりした、いわゆる公園なのですが、この井吹台谷口公園は、開発時に残された山林との境界がはっきりせず、広場からすぐに山の中に入っていける構造になっています。
現地の園内マップでも、半分以上が山林を示す濃い緑色で塗られています。
バ
ニュータウンの開発以前は、上図の古刹・如意寺がある櫨谷地区に属していたと思われ、神戸史学会編『神戸市小字名集』には、櫨谷町の大字として「谷口」が収められています。さて、案内板の横にある大きなアーチ門を潜って園内に入ります。
バラの絡むアーチを目指して仕掛けは立派なのですが、バラは、お世話をした分だけよく育つ植物の代表格ですので、この状態を見れば何をか況やです。
そして園内。
山林以外の部分は、長さにすれば500メートル近くある緩い傾斜地なのですが、その空間を段切りの造成や、高木列植等によって区切ることをせずに、一面の草芝の広場状にしていることが特徴です。
ところどころに高木植栽や、遊具、ベンチ&テーブル、景石などがあるのですが、それらがあまりまとまって置かれていないので、どこにいても草原のような趣があり、周りに建つ大型マンションとの対比も面白いところです。
スポーツターフのような整った芝ではなく草っぱらなので、まぁまぁデコボコしているのですが、何と言っても広いので、子供たちがサッカーやラグビーをしても良さそうです。
サッカーなどは草っぱらがあればできるのですが、バスケットはそういうわけにも行かないので、一部分だけ草が生えないようにして、ゴールも立ててバスケットコートを作っています。
ただ、草っぱらばかりで寄辺がない中に、島状にコートがあるもので、犬連れの人などもここに集まってしまう傾向があるのか、踏み固められて、土が削れて周りよりも低くなっており、雨上がりなどは水が溜まるのではないかと思いました。
遊具は、マンションや幹線道路に近い側に置かれていますが、これも1ヵ所にまとめずに、分散配置です。
この複合遊具は15メートル四方くらいあるのですが、草っぱら全体が広いので、あまり大きさが目立ちません。
遊具の中で面白いのは、井戸と組み合わせた短い流れ。
水の流れに手を触れて、細いところを太いところの流れの違いを体感したり、流末にある水車を回したりして遊びます。
ただ、水車部分は、妙に手堅くガードされており、強く「触るな!」と意思表示されています。
無理に蹴飛ばされて壊れたことがあるのかも知れませんが、開放的な公園の中で、ここだけ異質な感じになっています。
園内には自然に流れていくせせらぎも作られており、草っぱらとは違った環境を楽しむこともできます。
長さは300メートル以上ありますが、ポンプなどで給水しているのではなく、山林部分や園内の雨水を集めているだけのようです。
ですので、「流れ」と書きましたが、晴れた日にはさほど流れているわけでもなく、どちらかと言えば湿地に近いような環境です。
途中と流末の2ヵ所に八ツ橋の架かる池がつくられており、トンボがたくさん飛んでいました。
そして、最後は山林部分。と行きたいところなのですが、この時はほかに行くところがあったので、少し入っただけで引き返してしまいました。
次にくる時は、如意寺の方に抜けてみたいと思います。
神戸市内でも、あまり目立たないところにあるのですが、その実力はかなりのものがある井吹台谷口公園でした。
















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