尼崎市の西向島町(にしむこうじまちょう)は、江戸時代に当時の海岸沿いの浅瀬を開拓して生まれた土地ですが、明治の終わり頃には大きなガラス工場やビール工場などが進出して、工業都市・尼崎の先駆けとなります。
今でも運河や国道に囲まれた町域には、工場や物流施設ばかりが建ち並ぶのですが、その中にポツンとあるのが西向島公園です。
敷地の大部分が野球場で、外野フェンスは運河や道路のギリギリのところに建てられています。
野球場以外の施設といえばトイレと野球用のベンチ、野球場の管理小屋などで、非常に機能を絞り込んだ公園だと言えます。
そんな中になぜか遊具があるのですが、付近には住宅が数えるほどしかないので、近所の子供向けではなく、日曜日の草野球に連れてこられた子がしかたなく遊んでいるというシチュエーションを思い浮かべてしまいます。
でも機能特化のおかげで、ナイター設備もないのに、一日6試合も実施可能な西向島公園でした。
次の試合のチームは、どこで待っているのかが不思議ですが
(2024年1月訪問)
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