3670/1000 のぞみ野2号公園(大阪府和泉市)

2024/06/30

キャラ物 身近な公園 盛土山 大阪府 和泉市

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和泉中央駅の南に広がるニュータウンの一角に、昔話の「かちかち山」をモチーフにした小公園があります。
数ある著名な昔話の中でも、タヌキがお婆さんを杵で殴り殺して婆汁にしたり、それをお爺さんに食べさせたり、背中を燃やされたり、溺れているところを櫓で叩き沈められたりと、なかなか扱いの難しいお話だと思うのですが、とにかく、かちかち山の公園です

それがこちらの壁画の奥。公式愛称として「かちかちやま公園」を名乗っている、のぞみ野2号公園です。

正式名称は、壁画に比べてずっとシンプルな園名板に刻まれています。

園内には、小ネタはちょこちょことあるのですが、大まかには土敷きの広場とその周りに遊具が何点か、そして住宅との境に高さ3~4メートルくらいの小山が築かれています。
もしかして、これがカチカチ山?

小山の頂上は軽く舗装されており、園内を広く眺める事ができます。とても見晴らしが良いので、カチカチ鳥は隠れていなさそうです。

芝生の山からは、橋を渡って盛土山遊具に行き来することができます。
山が2つあるから、盛土山の方がボウボウ山でしょうか。大きいほうがカチカチ山と決まったものでもありませんが。

盛土山遊具も、芝生山に負けずにそこそこ大きく、また、他の公園でよく見かけるように上から見ると真円・楕円といった整った形をしているものではなく、自然の山のように不整形に造られています。
でも、隣に芝生山があって見比べてしまうので、高速道路沿いなどで、土砂崩れ防止のためにコンクリートで固められた山のように見えてしまいます。

その隣に、もう一つ小さな盛土山遊具があり、こちらは石の山滑り台になっています。
滑り部に描かれた模様からして、これはウサギの耳であるようです。

ということは、これはウサギの歯か!

スペースの都合で引いた位置からの全景が撮影ができないのですが、砂場の枠が顔になっていて、耳と目鼻が付いて、ウサギの顔になっているようです。

同じようにタヌキの顔が描かれた一角もあるのですが、こちらは上下左右がイマイチはっきりしません。

後から写真を何度も見直したのですが、やっぱりよくわかりません。出入口を入ってきた時に、タヌキの顔が見えるようになっているのかな。

遊具としては、和泉市でよく見る形の、デッキ部分にティピーが乗った滑り台。

でもかちかち山なので、ウサギのイラスト入り。
とてもタヌキの背中に火を付けるような顔には見えませんが、でも、見た目ではわからないものです。普段はおとなしいのに、正義感が暴走するタイプなのかも知れません。

反対面は当然タヌキ。
こちらも、とてもお婆さんを撲殺するようには見えませんが、そもそのタヌキは気が小さい動物なので、お爺さんに罠にかけられたことを深く恨み犯行に及んだものかも知れません。

こちらが、お婆さん殺害の犯行現場に残された臼と杵。鍋があれば、なお凄惨な感じになったのと思います。
物語の舞台の再現ですが、遊具としてはどう遊べば良いものか迷います。

遊具はもう一つありますが、後から付け加えたものとも思われ、かちかち山にまつわる要素は取り入れられていません。

トイレに至っては、近未来的な色彩の窓が目立っていて、タヌキもウサギもどこかへ行ってしまいました。

住宅地の奥で、思いがけず出会った和泉市のかちかちやま公園でした。

(2024年5月訪問)

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