3640/1000 三田谷公園(兵庫県三田市)

2024/05/30

三田市 身近な公園 兵庫県

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兵庫県三田市の市街地は、城下町から発展した旧市街地(JR・神戸電鉄の三田駅から三田本町駅周辺)と、北摂・三田ニュータウンとして開発された新市街地(フラワータウン、ウッディタウンなど)とに大別されます。
旧市街地の中心は、現在の三田小学校や有馬高校あたりに建っていた三田城(陣屋)で、これの西方向の谷から流れ出る川が、城の濠の水源となっていました。
それくらい重要な谷だったからか、この谷の名前は三田の谷としては筆頭ともいえる三田谷(さんだだに)。そこにあるのが、三田谷公園です。

三田谷池と葭谷池という2つの溜池と野球場、テニスコートなどを持つ大きな公園なので、出入口はいくつかあるのですが、まずはニュータウン側から横断歩道を渡って入ってみます。

園内に入ると、左手には丘上に向かう階段、右手には遊具広場が見えます。
遊具広場は、この公園のメイン施設ではなく、直近の住宅地向けの小ぶりなものです。

ですので、遊具も滑り台や2連ブランコなど、よくあるタイプのものが置かれています。

むしろここでは、山の斜面を使ったり石を積んだりした土木的遊具の方に見るべきものがあります。
例えば、この岩山。公園を造成する時に出てきた石を、そのまま積み上げたかのような荒々しさが魅力です。

頂上まで登ると、向こう側が自然のガケになっているところも、昨今の遊具にはない危険な香りが漂います。まぁ、よほど変な落ち方をしない限りは問題ありませんが。

その横にある、この斜面地に丸太の階段が付いた箇所も、想像力をかき立てられます。階段を上った後、背の低い柵で区切られた斜面部分をどう使うか。

この黄色い鉄枠の使い方も悩みますね。そもそも、遊具なのかという疑問も湧いてきます。

考えてみてもわからないので、それくらいにして、もう一度さっきの出入口に戻り、左側にあった階段を上ってみます。

てっぺんまで行くと...これはもしかして行き止まり!?

あぁ、やっぱり行き止まりだ。

もとは木立の向こうに三田谷池や市街地方面が望める展望広場だったのでしょうが、今となっては林が育ちすぎて、まったく展望は効きません。

仕方がないので、階段を引き返して、途中に分岐があった木立の中へと向かう園路に入ってみます。

コナラ林の中を抜ける園路は、落ち葉でフカフカしており、気持ちよく歩けます。

すると落ち葉の中に、なにかのキノコが生えていました。
ヒラタケのように思うのですが、キノコはまったくわからないので、この場は素通りします。

この道からなら、三田谷池もチラリと眺めることができました。

短い山道を通り抜けて、大きな遊具広場、野球場、テニスコートなどがある、この公園の中心地に出ました。

こちらには駐車場もあるので、休日に車に乗せられて遊びに来る子供たちの期待に応えられるサイズの複合遊具が設置されています。

成人向けの健康器具も充実しています。

名前は谷ですが、中に入ってみるとそれほど谷は感じられない三田谷公園でした。

(2023年12月訪問)

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