高槻市には、江戸時代の初代高槻藩主・永井直清が松並木を整備したと伝えられる街道があり、その区間が八丁あったので、ついた名前が八丁松原。現在も阪急・高槻市駅の東にその名残があります。
その八丁松原の少し南にあるのが南松原町で、そこに南松原公園があります。
あまり歴とした道路に面しておらず、細い路地の奥に、急に公園が広がっているような立地です。
公園の出入口は2ヵ所あって、それぞれの横には地蔵堂と地区公民館が建っています。地蔵堂の由緒書きによれば、この3つは意識的にあわせて整備されたものだそうです。
地蔵堂を通り過ぎて、園内。
中央に藤棚があるため明確な広場こそありませんが、各種遊具や健康器具などが並んでおり、目立たない場所の割には、かなりの充実度です。
遊具には、特別に変わったものはありませんが、滑り台、ブランコ、揺れる動物遊具、ジャングルジム、シーソーなど一通りのものが揃っています。
園内でも端のほうにあるジャングルジムやブランコには、周りの樹木が覆いかぶさってきており、夏でも涼しく遊べるようになっています。
シーソーは、座板の下で足が挟まれることがないタイプ。
健康器具はストレッチ系のものが何点か置かれています。
周りが住宅に囲まれているため、広場での派手なボール遊びを防ぐ意味もあってのことでしょうが、中央に円形のパーゴラが設置されています。
そして、そのまた中央には園内を照らす公園灯が設置されているのですが、パーゴラから伸びたフジが灯具まで覆い尽くしているので、少し手入れが必要でしょう。
奥まった場所に、意外に素敵な場所が隠れていた南松原公園でした。
(2023年6月訪問)
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