阪急・雲雀丘花屋敷駅、川西能勢口駅とJR川西池田駅とに挟まれたトライアングル地帯が川西市の寺畑地区なのですが、最寄駅が3つとも合成駅名(雲雀丘+花屋敷,川西+能勢,川西+池田)であることからもわかるように、市境・地区境が入り組んで、なんとも言えないボーダー感が漂う町です。
でもマンションなどは響きの良い地名を使うものなので、なんとなく花屋敷が優勢な気がする中にあるのが寺畑二丁目公園です。
資料によれば、面積は1,269平米。やや変形ながらほぼ平坦な敷地で、1/4ほどが舗装された広場、残りは土敷きの広場で、複合遊具が1基置かれています。
作りとして面白いのは舗装広場の方で、周りから少し低くした沈床広場の形になっています。地形的にこちらが下がっているわけではないので、意識的にこの形を作っていると思われます。
一般的な沈床構造は、底や斜面に花壇をつくることで、全体を俯瞰して眺められるようにすることが目的なのですが、ここの場合は植え込みとの段差を作ることで座る場所を増やしたかったのではないかと考えます。
そう考える理由は、境界ブロックの頂部全体にラバーマットが敷かれているからです。
もちろん沈床広場だけでなく、遊具の周りにもベンチやパーゴラはあり、座る場所についてはかなり充実しています。
(2023年2月訪問)
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