苦楽園しろいし公園は、西宮市の苦楽園三番町にある小公園です。
下写真で全体が見えており、150平米ほどの狭さの上、そのうちの2/3は斜面地で、公園と呼ぶにはかなり苦しい姿です。
どうして「しろいし」と言うのかはわかりませんが、No.3309 苦楽園二番町緑地で見たように、この付近には江戸時代初期に徳川氏が大坂城を修築した際の石切場跡があちこちにあるので、「城石」から命名されているのかも知れません。
そう考えると、階段横の大きな岩は名残のようにも見えてきます。
階段を登った先の頂上に小段があり、ベンチがひとつだけ置かれています。
でも目の前のツツジが伸びているため、ベンチに座っても何も見えません。
直近は、ここ20年くらいの間に切り開かれて宅地分譲が進められた一角です。
苦楽園地区の中では後発なので、戦前から続くような圧倒的な豪邸こそありませんが、150平米くらいの庭を持つ家はあちこちにあるので、この狭小公園が地域の皆さんに意識されているかがとても心配な苦楽園しろいし公園でした。
(2023年2月訪問)
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