梅町公園は、堺市の百舌鳥梅町(もず・うめまち)にある小公園です。
百舌鳥はふるくからの地域名、梅町は開発時に付けられた町名だと思うので、てっきり近くに「竹町」や「松町」があると思ったのですが、後で確認したら梅町だけでした。開発前に梅林でもあったのでしょうか。
でもよく考えてみると、松竹梅があって梅町だとしたら、それはちょっと気の毒なので、そんな町名の付け方はしないでしょう。
敷地は80メートル四方くらいの整った形をしており、そのうちの2/3くらいが広場、1/3が遊具やパーゴラ、集会所などになっています。住宅地の中の公園としては広めですし、地形が平坦なこともあって、とても広々としています。
中百舌鳥駅へ向けて園内を通り抜ける人が多いようで、広場の対角線には、くっきりと細道ができていました。現代日本で「人が歩けば道ができる」ことを一番実感できる場所は、都市の公園です。
こちらがパーゴラと遊具のゾーン。
本来は平坦な土地だと思うのですが、出入口を入ってすぐの左手に盛土山をつくってパーゴラを置き、そこと向かい合わせになる位置に石の山滑り台を置いています。これによって、「谷」のような場所ができて、景観に変化を与えています。
こちらがパーゴラ。長さは15メートルくらいあって、かなり大きなものです。フジもよく絡んで涼しげですが、ベンチが少なめなのが玉に瑕かも知れません。
いちおうパンダにも座れるのですが、大人が座るのはかなり気恥ずかしいです。
パーゴラの対岸にある石の山遊具。底部は長方形で頂上が狭いので、寄棟屋根のような形をしています。
裏に回ると階段ではなくハシゴがついています。それほど傾斜はキツくないので、横で見ていれば低年齢の幼児でも使えると思います。
そのほかの遊具は、4連ブランコと鉄棒。
どちらも年季が入っており、1975年の開園当時からずっと使われているものかも知れません。
一角には地域のみなさんが育てているきれいな花壇もあり、長年にわたってこの町の中心にあり続けている梅町公園でした。
(2022年6月訪問)
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