3075/1000　筆前公園（神戸市須磨区）

神戸市須磨区の妙法寺地区は、奈良時代から続くという古刹・妙法寺を中心とする地区です。妙法寺川の谷筋を通る街道沿いには古い住宅地が、その背後の丘陵地には新興住宅地が連なっているのですが、筆前（フデマエ）公園はそのうちの街道沿いにある小公園です。

敷地は、川と2本の道路に囲まれた変則三角形状をしています。
川側のフェンスが以外に低いので、これまでに幾つのボールが川に消えていったものかと心配になります。

街道に面する出入口付近が広く、奥に行くほどに狭くなるのですが、公園施設は敷地全体をバランスよく使うように配置されています。
まず出入口に近く、道路からもよく見えるところには一本足の休憩所。足の太さと屋根の大きさのバランスが悪くて、見ているうちにちょっと不安な気持ちになってくるタイプです。

そこからすぐ見えるところに、滑り台＆砂場があります。
少し古いタイプで配置もあまり良くないので、そのうち入れ替えられるのではないかと思います。

そして敷地奥の三角形が鋭角に収まっていくあたりに、ブランコ、雲梯、ラダー遊具などが集まった複合遊具が設置されています。

中央の四角いデッキから4方向それぞれに遊具が伸びていくような格好をしているのですが、あたりまえですがデッキは雲梯、ブランコ、鉄棒とはつながっておらず、ラダーから上って下りるという遊びしかできないという構造です。
イマイチ、複合している意味がないというかなんというか。

広場片隅の、少しスペースが空いているところにはバスケットリングがあります。
バックボードがないので、正確なシュート練習には向いているかも知れません。

そして公園入口の道路に面したところには、交通安全地蔵。
ちょうど渡りたくなる信号のない交差点が目の前にあるのですが、交通量が多い道なので、少し離れた信号のある交差点を渡るようにしましょう。

街道の喧騒を忘れる筆前公園でした。

（2022年1月訪問）