こくばめーばる公園は、以前に訪ねたNo.1934 国場川くねくね公園から川沿いに700~800メートルほど下った那覇市国場(コクバ)の住宅地にある小公園です。
下の写真は公園の近くに架かる橋から国場川の上流側を眺めたところ。川岸に小さなヒルギが生える中、小さなポロロッカ現象が写っています。
この付近は現在の河口から5km以上入っているのですが、まだ感潮域で、ちょうど見ている時に水が遡上していく様子がわかるほどでした。
さて園内。園名は、漢字で書けば「国場前原」なのだろうと思います。
園名板の裏には、市民からの土地の寄付で2011年(平成23年)につくられた公園だということが記されています。
変形の50メートル四方くらいの敷地は一面の草芝敷き広場になっており、その外周をぐるりと園路が囲むという構造です。
遊具がなにもないので寂しいと言えばそうなのですが、それはそれで自由に走り回れるというメリットもあり、朝早くは大人のウォーキング、その後は保育所のお出かけ、午後になれば小学生のサッカーなどで利用されているのではないかと思います。
ハッキリと存在感のある施設はトイレくらいです。
川沿いで交通量の少ない道路に接しているので、タクシーやトラックの方のトイレ利用が多いのではないかと想像します。
それにしても、この斜面は小さい割に土砂が流れすぎ。園路にも流れ出しているので、造成・施工の時にもう少し考えて欲しかったと思います。
あとは、植桝を兼ねたベンチがあります。園内には日陰が少ないのでけっこう重要なポイントのはずなのですが、植えられている樹が弱々しいのが気がかりです。
沖縄の公園に多いホウオウボクだと思うのですが、春だというのにぜんぜん葉が出ておらず、いくらかお手入れが必要な気がします。
園路沿いに植えられたフクギは、開園から10年ならこれくらいかなぁという成長レベルなので、園内全体で具合が悪いわけではなく、植桝のところだけなにかうまく行っていないようです。
植桝がベンチになっているせいで、かえって子供たちが集まって上ったりして根の周りが踏み固められてしまうのでしょうか。
小さな園内にも考えることがあるこくばめーばる公園でした。
(2022年3月訪問)
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