和歌山市街地の西部、紀の川にもほど近い牛町については、角川日本地名大辞典30和歌山県に「“続風土記”に『旧此地にて牛市あり、故に名つく』と見える」と書かれています。
そんな牛町(現在の住居表示では南牛町)に、牛町公園があります。
所在地はウシですが、公園のシンボル遊具はタコ。
そして、よく見かける頭がつるっとした感じのタコではなく、山高帽のような帽子を被っています。これはNo.1175 あすなろ児童公園にいたタコの仲間だろうと思います。
参考:No.1175 宜野湾市あすなろ児童公園のタコ |
このタコには素直に登れる「階段」が無く、ハシゴか、ゴツゴツしたタコの足を登るしかないのですが、だれもいなかったので登ってみました。
頭の中が小部屋状で窓がたくさんあるので、ここに入るだけで「次はどっち向けの滑り台を滑ってやろうか!」と、ちょっと楽しい気分になります。
もう本当に8本足なのかなんてわからないのですが、曲線が美しいですね。
上の方で階段がないと書きましたが、タコの頭までよじ登ってくれば帽子部分にだけ階段があって、帽子のてっぺんまで登ることができます。
帽子の上から周りの遊具を見てみると、いちばん近い東側に不思議な形の滑り台、
北方向の砂場の向こうには複合遊具、
西方向には幼児用プールやブランコが見えます。
では順番に行ってみましょう。
まず赤・青・黄の3色並んだコンクリート製の滑り台。
何と表現してよいのか、一言にすれば「変わった形」をしています。
黄色い滑り台にはハッキリとしたハシゴが付いているのですが、
青と赤の滑り台にはハシゴがなく、ハープの弦のようなものを伝って登るようです。青い方はまだ良いのですが、赤い方はデッキの中心軸と完全にずれているので、かなり登りにくいですね。
子供たちとっての難易度は黄→青→赤の順に高くなり、ステップアップが図れるようです。
北方に見えていた複合遊具は、やや古い形・素材のものですが、カラフルに彩られて見ごたえがあります。
中央の鳥籠のような塔から左右にデッキが伸びて、それぞれのデッキに直線滑り台とスパイラル滑り台が付いているのが基本形。そこにいくつかのラダー遊具がくっついています。
でも、シーソーまでは無理に複合しなくとも良かったように思います。
西方にある幼児用プールは、和歌山市街地ではおなじみのアイテムです。
私が訪れたのは真冬のことでしたが、夏になれば幼児で賑わうことでしょう。たぶん。
ブランコは、4連×2が設置されています。おそらく手前の4連は以前からあるもので、奥の4連は最近に新しいものに入れ替えられているのではないかと思います。
シーソーも、わりと新しいタイプですね。
こうして見ると、ブランコとシーソーの周りだけ外周フェンスも真新しいので、この一角だけが最近に改修されたように思います。
このバスケットゴールも新しそうです。とくにコート部分はなく、広場の一角にポツンと立っています。
けっきょく牛はどこにもいない牛町公園でした。
(2021年12月訪問)
まさか沖縄に仲間のタコがいたとは。驚きました。
返信削除こんにちは、ブログ作者です。コメントありがとうございます。
返信削除タコ滑り台の中でも帽子付きは少し大ぶりなので、牛町公園のように広めの公園がよく似合いますね。